UCCの優れた危機管理

2月にUCCが Twitterにスパムを流すという事例があったそうです
事の顛末は webの特性に不案内なマーケティング本部が 従来のマスメディアと同じ感覚で BOTを使ったメッセージを無作為にTwitterに送りつけるキャンペーンをしたということです
プッシュ・プルを完全に取り違えていました 従来メディアのプッシュ型マーケティングは webではスパム扱いされます
幸いなことに 事後処理が早かったためUCCの評判を落とすことは避けられたようです

大事に至らなくて済んだのは UCC内部にネット関連事業を統括する部署があり (そしてこれが一番大事なことですが)事故があったとき 経営幹部に即時連絡する体制が整えられていたことによります
スパム発信の1時間半後 web関連事業部が気づき その30分後には危機管理の責任者によりキャンペーンは中止されました

トヨタの一連の対応と まるで正反対の素晴らしい危機管理力でしょう 特筆すべきは危機管理の責任者(前線の指揮官)に独断専行の権限を与えていたことです トヨタとかの大会社になると 決定権のある者に伝わるまで時間がかかってしまいます

マーケティングとwebの整合性ができていないのは ほとんどの会社で実は普通の状態のようです とはいえ webの特性をすべて理解している人はいないでしょうから 無理からぬことです
偉そうなことをいっても 私自身手探りです ただ実地にやってきて 今まではずれはありませんでした

個人的にTwitterは使ってません リアルタイムというのが 自分のスタイルとそぐわない感じがあってやりにくいのです
まして マーケティングに利用するなんて発想はとてもできません そもそもマーケティングに使えるものなのかどうか よく理解できていないし アカウントの向こうに人間を感じることが はたしてできるものか自分の感覚ではわかりません
新聞記事で 小林秀雄氏が講演の録音とテープ起こしを嫌っていたとありました 文章の専門家である氏は 推敲を重ねない文を発表したくなかったのです 一方で話術のプロである落語家が 話を高座に上げる前にどれだけ稽古するかを考えたら
小鳥のさえずりを文章化しても どうなんでしょう‥‥

ラジオCMは意外に売れるということですが それに近いものでしょうか 昔はハガキで投稿し それが読まれたりと双方向性がありましたし 擬似的にパーソナライズされたメディアです 自分の好きなパーソナリティが何かを紹介して 番組が終わるまでに注文してくださいと言えば たしかに売れそうです リアルタイムが特徴ですから 特別の今だけのチャンスという設定ができます
私はそういうのは駄目です 以前 ラジオCMの原稿を作ってくれという依頼がありました どうしても無理でお断りしたことを思い出します

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