則天去私

智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ 兎角に人の世は住みにくい

我執を捨て無私になるとき「おのずからなるもの」が現れる
おのずからなるもの すなわち自然である 「則天去私」あるがままが見えてくる

我執とは知であり 情であり 意である 知とは欲である 情も意も欲である
欲は無限に肥大し 宇宙をも覆い尽くす ついに支配しようとする

そのとき身は調和を失い 自己破壊に向かう 我だけでは 人の世に住むわけにいかなくなるだろう