コンテンツへスキップ →

タグ: 憲法

天の怒りか地の声か……

仏教や古代神道の教えは 人知の及ばない自然の偉大さを認めることがベースになっていると思います キリスト教など一神教では 自然も全知全能の神が作ったものに過ぎず 人間と同等な存在です
英知と科学技術の発展で自然は征服できる 畏れる必要はありません 畏敬するのは唯一絶対神のみです

「科学の威力だ鉄腕アトム」「人類の進歩と調和」「科学的に証明された新規制に準拠すれば 耐用年数が過ぎた原発でも自然災害を克服できる」 これらは実に一神教の発想です 錬金術に通ずるお呪いなのですが

教条主義といいます 理論や教義がまず先にあって 現実の事象がそれに合わなければ 何かと理屈をつけて言い訳する 言い繕うことができないときは想定外です
起きている事態に変わりはないのですが 都合よく解釈して納得できればいいのです 現実に目をつぶって臭いものには蓋ということ

理想(夢想)主義の平和憲法を拝んでいれば 侵略を免れることができる 国際情勢が変わっても 道理を無視した解釈次第で憲法は有効だ 崇高な憲法の威光には 日本を敵視する周辺国も畏れ奉る 憲法は護符か?
日本国憲法はアメリカ製なので 「人間相互の関係を支配する崇高な理想」たる 一神教がベースでしょう でも人間社会の話ですから相対的なものです 憲法条文は聖書やコーランの言葉とは違います 絶対の権威と崇めるのはどうかと思います[01] … Continue reading

不況といいながら 税収は増えているといいます にもかかわらず 増えた分の税は赤字国債の利払いに消える 国力にふさわしい身の丈に合った使い方をしないからです
「諸国民の公正と信義を信頼して」「安全と生存を保持しようと決意した」日本に 中国はあからさまな領海侵犯を繰り返し 日本近海の制海権を握りつつあります[02] … Continue reading

異様な姿です アメリカと中国の駆け引きで日本が危ういというのに 政治も行政も我関せず 何の外交努力も行われない[03] … Continue reading
目前の内憂外患に加えて さらに天変地異が日本を襲います 北海道に巨大地震が迫るといいます このままでは やがて国は滅びることになりましょう
天の怒りも地の声にも 耳を塞ぎ目を背ける 屁理屈を並べ立てて その場を凌げればいい ひたすら責任逃れと保身に汲々とするのが 役人と政治家の生きる道なのでしょうか

4月28日追記=中国主導で朝鮮半島の属国化〈アメリカ軍引き上げ〉が進みそうです ここのところの拙速ともいえる急展開は トランプ大統領在任中に道筋をつけたいという意向と思われます トランプは中間選挙勝利という目先の利益しか考えてないでしょう 千載一遇のチャンスを逃すわけにいきません
朝鮮半島の非核化でもっとも恩恵を蒙るのは中国です アメリカにとってICBMが配備されなければ戦略上はそれでよい 朝鮮半島統一が実現されたら 沖縄はかつてのアメリカとキューバのような位置づけになります 今度は在日米軍をなんとかしたい 次の目標は沖縄独立となるでしょう 日米安保条約に楔を打ち込めます)

註釈

註釈
01 憲法を神聖視するのは やはり多神教に通ずるのでしょうか 神の意志は遍在するという精霊なる神とは違う見方です 唯一絶対神のもとあらゆる事物は平等(相対)です
しかも法律は人間の定めた決まりごとに過ぎず 神の創りたもうたものではない 一神教ならそこに神性を見ることはないはずです
02 攻撃は最大の防御なりと申します 敵の意志を屈服させる打撃力がなければ防衛は成り立ちません 専守防衛だとか必要最低限の武力なんて無意味な戯言です ことに島嶼などは敵の攻撃を受けてから反撃しても間に合わない 沖縄戦でも明らかです 尖閣諸島を奪われることは制海権を奪われること 沖縄は中国のものになります
昔の戦艦は分厚い装甲と対空兵器で敵からの攻撃を凌ぐ発想でした イージス艦は普通の船舶と衝突しただけで大穴が開いてしまいます 近代戦は先手必勝 先制攻撃以外に勝機はないからです ステルス戦闘機もそうです 敵に悟られる前に攻撃するためです 専守防衛で国を守るなんてまやかしです どこまでが防衛でどこから攻撃か誰が決めるのか
03 中国主導のもと南北の合意が具体的に動き始めたようです 朝鮮半島は中国の属国に戻ります さらに中・露が手を結びアメリカが韓国から引き上げたら
すでに北方領土は奪われ竹島も占領されています 尖閣諸島が中国の手に落ちるのも時間の問題でしょう 制海権を奪われている情況では 沖縄がどうなるか安閑としてはいられません
コメントは受け付けていません

海洋国日本

八路軍は国内権力争いのためでありましたから その後継である人民解放軍も陸戦部隊が主でした 現在では陸・海・空軍を持ちます とくに近年の海戦力増強が著しい この編成は当然のことながら 東南アジアから日本侵略を想定したものです
海洋国日本の防衛は水陸両用部隊が主力となるべきです でなければ沖縄を含めた全ての離島があやうい ロシアによる北方領土侵略 また竹島の二の舞いです(戦車は北海道の原野くらいでしか使えない しかも敵の上陸を許した状況が前提です) 嘉永7年に書かれた林子平の「海国兵談」は全く生かされていない

日本は憲法の定めで 国防のための戦力を持てず 国際問題解決に交戦権を認めていません しかしソ連・中共の侵攻により朝鮮争乱が再発するに伴い 占領軍の指示で現在の自衛隊が創設されました
憲法の精神は 発布後わずか3年で蔑ろにされたのです いかに現実を無視した内容だったかが分かります 講和条約を締結しても占領時憲法と自衛隊を見直すことなく 条文解釈という詭弁を弄して今日に至っています
東西冷戦という状況下で 自衛隊は戦車師団を中心とした 北海道防衛が主任務でした つまり最初からアメリカの世界戦略に組み込まれています いまだ占領状態といってもよい

陸上自衛隊は占領軍・国連軍(アメリカ軍)の補完として 国内治安維持の後方任務が与えられていました 州兵と同様な位置づけです
アメリカの州兵は陸戦部隊と空戦力を持ちます 海防は沿岸警備隊の役割です 日本の組織でいえば海上保安庁にあたりましょうか(というより全てアメリカをモデルとしています)
そうすると海上自衛隊はずいぶん中途半端な存在になります[01] … Continue reading中国の海洋進出に対して 海上保安庁では手薄なのは自明のこと 一刻も早く正規の国防軍が必要です

それにしても憲法と自衛隊は数奇な運命を辿った存在です 帝国憲法の規定に則った改定だといって 国民の審査を受けることなく(国民投票なんてしていません) 国の独立・主権を否定する憲法が制定される
国際状況が変われば言を左右にして 憲法が禁じている武装組織を作ってしまう 全くのご都合主義に振り回されているのです 専守防衛だの自衛権はあるだの 戦力でなく武力だ あげくの果てが実力組織だと 現実に目を瞑った言葉遊びは無用[02] … Continue reading 

国の主権・国防は独立を守るための根幹のはずです それなのに憲法は主権者たる国民の投票を経ることなく制定され[03] … Continue reading 日本の自主性が何も反映されていない 自衛隊は大儀のために戦う国防軍でなく 時の政府の都合で振り回される 憲法違反の武装組織です
現行憲法をそのままに 自衛隊を認めるとなれば 統帥権なき日本の手を離れ アメリカや国連の都合で使われる恐れがあります 栄誉なき傭兵になり下がるのです 憲法が大事なのか国防が大事なのか議論の余地などない

2018年1月13日追記=尖閣諸島周辺に 中国は攻撃型原子力潜水艦を投入してきました もはや海上保安庁レベルの話ではなくなったのです 対する海上自衛隊は 国連の北朝鮮制裁決議に基づき アメリカと連携して黃海で警戒活動をしているとの報道がありました どちらにしろ国際問題解決のために武力は使えないのですから 捨て身の活動を強いられます)
2018年2月7日追記=安倍晋三が自衛隊と現行憲法を併存させようと画策しています 条文解釈に名を借りた姑息な状態を恒常化しようというのです 交戦権のない自衛隊はどうなるのでしょう アメリカと国連の便利屋として使われ 憲法と心中するのですか 日米安保条約が対等な軍事同盟でないのは 憲法によって正規の国防軍が持てないためです)
2018年3月22日追記=中国のコーストガードは 海軍が部署するよう編成が変わるそうです 日本は相変わらず海上保安庁に頼るしかない 憲法が国防を禁じているのですから主権を守れないのは仕方ありません)

註釈

註釈
01 陸上自衛隊がテロル攻撃に対応する治安部隊として始まったように 海上自衛隊は日本周辺の機雷除去作業のために作られました そもそもが海上防衛を任務としていないのです
02 自衛隊は交戦権を持たない実力組織(?)として 実弾が飛び交う戦地に行っても 日報に戦闘という言葉は使えません 応戦してはいけない「峰打ちじゃ安心せい」ですか
03 現行憲法は帝国憲法改定の手続きに則って発布されました 帝国憲法の制定と改定(?)は条文通りで首尾一貫しています しかし現行憲法は 国民投票を経ることなく発布されたにもかかわらず 改定には国民投票が必要とされています これは大きな矛盾ではないでしょうか
コメントは受け付けていません

居住区

人種・宗教の垣根を越えて みんな仲良く人間は等し並にといっているのは 日本だけではないでしょうか お互い様の精神は麗しいのですが 世界には通じないと思います

世界中で紛争は収まらず 民族同士がいがみ合い 内乱・内戦を繰り返しています そんな中で難民・移民も多数生まれました 遠い世界の話ではない 私たちの隣国でも行われていることです
朝鮮戦争は終わったわけでなく 北鮮だけが悪者でもありません 南北の対立は平和国家を標榜する日本の主権を脅かし 拉致被害者にとどまらず 李承晩ライン・竹島で日本国民犠牲者が多数います
朝鮮戦争の当事者である韓国は 日本に多大な迷惑をかけているのですが それを認めるどころか開き直って 金をゆすり取るため外交攻勢を仕掛けています 宗主国である中国も背後から支援しています

難民・移民たちは渡った地で コミュニティをつくり集団で暮らします やがて時がたつにつれ 自ずと居住地は区分けされ ○○タウンを形成することになります
曾野綾子氏[01]氏がクリスチャンであることと この発言は何ら矛盾しません キリスト教の教義は平等主義ではない 異教徒には厳しいものですが産経新聞に「移民の居住区は分けた方がいい」と発言し 人種差別だとバッシングを受けました 氏の見解は至って真っ当だと思います
難民を受け入れるなら隔離するということは 世界中で行われています 移民も仲間同士の方が暮らしやすいはずです お互いに相手の存在を認めるから区分けするのです 融和は対等を認めないことです(神の元に平等とは全く違います)

お互いの立場を尊重するなら 相手の信条や理念 価値観・習慣を認めねばなりません 郷に入らば郷に従えは 日本流を強要することです
日本はよい国なのだから それぞれの文化・歴史・伝統を蔑ろにし 同化政策を推し進めよというのは 危険な全体主義でしかない
朝鮮半島における創氏改名も同じ発想です おそらく日本人並に扱うという善意からだと思いますが 侮蔑と受け取られて当然です

近くのスーパーで中国人が買い物をしていました トウモロコシを手にとって 一本一本皮をむき実の入りを見ています 別の者は 桃を保護している緩衝用ネットを取り去り 実を指で押しています 結局それらのトウモロコシと桃を買うことなく棚に戻しました
日本人でも買う気もないのに なぜかパックの刺身をすべて指で押す婆さんなどがいますから あながち彼らを責めることはできません 露天の市場ではそうやって確かめて買うのが常識でしょう でなければ粗悪品をつかまされてしまいます

それぞれの国で生活習慣は違います 日本に来たのだから日本に合わせろといっても無理です 「大東亜共栄圏」も「世界革命論」も そして「世界は一家人類皆兄弟」も幻想でした 人間は皆同じではない 皆が日本社会に融け込もうと思ってるわけでもない
日本の常識が人類普遍の道理だなんて 思い上がりであり勘違いです 日本人の価値観を押し付けては 他国人・他民族・移民・難民にとっては迷惑なだけです

アメリカは移民が作った国です 連邦国なのは別々に暮らすコミュニティが元となっているからです 多民族・多宗教の集団が それぞれの価値観と文化を保って合衆国となります
各州は独立と自治が認められます それらを束ねるのが 星条旗であり連邦政府であり合衆国憲法です
やがて移民の勢力が拡大し西部に進出 先住の人たちが追いやられはじめました 全ては移民側の都合理屈ですから いまやネイティブは居留地でひっそりと暮らす立場です

はたして 日本及び日本人の将来はどうなるのでしょう 他国人・他民族との融和を唱えていたら いつの間にか他国人による宥和にすり替わるかもしれません(静かなる侵略です)[02] … Continue reading
アメリカでもとくにサンフランシスコあたりでは 昔からチャイナタウンが形成されていました 習近平の政敵粛清が強化されるにつけ アメリカに渡る中国人は増大 ついに中国系市長が登場するまでになりました 韓国系住民も多数いて侮れない勢力となっています

註釈

註釈
01 氏がクリスチャンであることと この発言は何ら矛盾しません キリスト教の教義は平等主義ではない 異教徒には厳しいものです
02 朝鮮戦争から逃れて日本に渡り そのまま不当滞在を続ける者たちを批判すると 差別発言だとして自国民を言論弾圧する法律ができました やがて日本は他民族に支配されることになりそうです
コメントは受け付けていません