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タグ: Mac

仕事

こんな仕事をしているため 時々クライアントからパソコンのことで質問を受けたり相談されます でも私はWindowsは全く分かりません ワード・エクセル・パワーポイントに触ったこともないし 第一私の仕事に必要ないものですから使ったことがない PCに詳しい人というわけじゃないので聞かれても困る

もともと映像制作・広告・出版から始まりMacDTPへ その流れでwebマーケティングを専門としています その間Windows機だけでなく 携帯電話も持ったことがありません
一時Windows mobileのスマートフォン(ウィルコム)に手を出しましたが 使いものにならず あきれ果ててしまいました 全然スマートじゃないからダムフォンというらしいです それ以来Windowsは見切りをつけています

Windowsの日本語入力に関して 不思議なことがあります クライアントから受け取る原稿に 半角パーレンと全角パーレン そしてプロポーショナルと等幅フォントのカタカナが混在(一つの単語に)しているのです なぜそんな面倒なことをするのかと聞きましたら パソコンが勝手にやっているということです
どうも日本語版Windowsは そういう仕様らしい 少しでも文章の仕事に携わっていれば 違和感を覚えるはずですが 開発している技術者の方は何にも感じていないのですね ちゃんと読めるんだから何の問題があるの? といったところでしょうか
一般事務や技術畑の人たちばかりか 編集に関わる人もWindowsを使う[01]MacDTPの経験がなく 最初からWindowsしか知らない編集者が多くなったので そもそも全角・半角の違いが理解できないのかもしれませんようになって どこかの学習百科事典も 半角・全角混在のままになっているのがありました

今はMac2台に MVNOのアンドロイド・スマートフォン ChromeBookを連携させています あとpomeraも愛用しています ひたすら文章書くのに本当に重宝します 文字種が少なく変換効率も低いのですが 平易な文を書くためにはかえって都合がいい
ChromeBookの使い勝手は 良くも悪くも価格相応という感じです 手軽でなかなか便利に使っています だがこれで長文を書くことはしません(推敲・編集はします) pomeraのほうが書きやすい(目が疲れないから? DM10です)

考えてみると 世間一般のトレンドから かけ離れているものばかり選んでいます Windowsマシン ガラケー iPad・iPhone LINE などには一切縁がありません Evernoteなんかも用がないというか使い道がわからない Googleに絡めとられていますが これは所詮逃れようがないので
いわゆるケータイを使わなかったのは(けっこう不便でした) 通信キャリア会社の詐欺まがい商法に不信を抱いていたからです

従来のメディアでは新聞・出版・印刷の知識が必要でした メディアが変わったことによりパソコンやインターネットの知識が必要になっただけで やっている仕事内容は以前と違いはないですね 映像の知識もインターネットでは あまり役に立たないようです

註釈

註釈
01 MacDTPの経験がなく 最初からWindowsしか知らない編集者が多くなったので そもそも全角・半角の違いが理解できないのかもしれません
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デザインで売れるか_Aplleの成功

デザインにもいろいろあります 製品デザイン(これは工業デザインです) パッケージデザイン(こちらはグラフィックデザイン) 他にも広告デザインやwebデザイン(これはコミュニケーションデザインとでもいいましょうか)
ビジネスデザインやマーケティングデザインもありかもしれません デザインとは企画・設計という意味ですから

「会社経営・製品の設計・広告とすべてをシンプルに とてもシンプルに」スティーブ・ジョブズの言葉です
Macintosh発売のプロモーションは印象的でした 今でもアップルのデザインはシンプルすぎるほどシンプルです

iPad miniのパッケージデザインを見てください とてもシンプルながらすべてを語っています 同じく広告も素っ気ないほどシンプルです
他の製品で このデザイン・ポリシーを真似ることはできます でも売れません なぜか その商品はiPad miniでもなければ Appleのものでもないからです
とくにマーケティングに関連するデザインは すべて経営理念を根底におかなければならないのです
マーケティングの4Pすべてに通底する理念がなければ 商品は売れません それはまた企業理念そのものでなければなりません

だめな〈Product〉を売ることができるか 圧倒的な販路〈Place〉で 安売り〈Price〉すれば可能 そのための〈Promotion〉はまるで催眠商法
本質を覆い隠すための 空疎できらびやかな言葉 詐欺師はいつだって饒舌です

……《1983年 若手デザイナー マヤ・リンが「平らなノートみたいなコンピュータにしたら?」とジョブズに言ったそうだ
ジョブズは「技術的に可能になったらなるべく早く実現したい」と答えた》……

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手と目で考える→ワープロ→Mac

悪筆のせいもありますが(編集の仕事でテープ起こしなどやると 書いたメモが自分でも判読できないほど) 私にとってワープロは救世主でした

書くという行為は 頭の中の思考を整理する意味もあります 手を動かすことで考えがまとまり メモを見直すことで筋道が立つのです
紙に筆記具で書くより キーボードを叩く方が手を動かすし 乱雑な手書きメモより ディスプレーで見る方が構成を把握しやすいものです とくに消しゴムで消したりすると 思考が止まってしまいます

ワープロが出回ったころ 手書きでなければ気持ちが伝わらないといった論議が盛んでした いまは全く聞かれません 清書用と考えていたのでしょうか
当時のワープロ専用機にもレイアウト機能はありました エディトリアルデザインにはまったく非力で 使い物にならなかった覚えがあります

発展形として テキストエディターを使うようになりました 取材した内容を片端からメモ書きして 後で文章にまとめるスタイルが性に合っているのです
専用機の次が MacDTP だったのはよかったですね ワードとかエクセルに触らず済みましたから その代わり請求書なんか HyperCard を使って自作する羽目に陥ってしまいました
エディターで書いて QuarkXPress でレイアウトするのに なんの違和感も感じませんでした(でも細かいところでデザインのクォリティ落ちた印象はありました)

一方 新たなアイデアが必要な広告の仕事では もっぱらKJ法を用いていました 思いつくままに書き散らしたメモ書きの組み合わせから コンセプトの姿が立ち上がる感覚がありました KJ法は問題解決の方法ではなく むしろ問題発見のためにあります

KJ法文章化の前段階である カード化とグルーピングには iroha Note が本当に役立っています
アウトライン・プロセッサーもいくつか試してみましたが 使いにくいものでした 私は論理的な思考ができません 線形のツリー形態はダメなのです
デジタルってじつは非連続です 初めも終わりもなく脈絡もない 一定の規則に従っていれば答が出るものではありません 手探り状態はもっとも手工芸に近いのかもしれない

そういえば Google検索技術の根本も 類似性の関連付けですね

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