景気浮揚策

リゾート法

越後湯沢は町が死んでいます 活気がないどころではない なぜか リゾート法にやられました
リゾート法といえばあの悪名高い宮崎のシーガイヤですが 越後湯沢は町ごと息の根を止められました 町中にリゾートマンションが建ち並び スラム街を形成しています

こうなったのを人のせいにはできません 身から出た錆です そもそもの始まりが上越新幹線 旅情は全くなくなった 次がスキー客を当てにしたこと 山を禿山にし景観はぶちこわしです そして止めがリゾートマンションという名の廃墟群です

すべて外部資本が入り乱れてやったことです そしてそこには利権が渦巻いていました 一過性の景気浮上で浮かれていたのです
昔は鄙びた静かな温泉街でした ことに駅のプラットホームに湧き出ている温泉が ほんのりと温かい風情を醸し出していました

温泉街として寂れていたのなら まだ方策が考えられます もはや温泉街ですらありません 同じ新潟県内の赤倉温泉もスキー客を誘致したため 岡倉天心や小杉放庵らが親しんだ かつての避暑地の面影は失われ 中国資本に席巻されています
しかし越後湯沢には 中国資本も興味を示さないようです アパホテルも星野リゾートも手を出さないでしょう 経営努力で何とかなる状態ではないのですから

ひとり越後の片田舎の話ではない気がします 日本の行く末を見るように思えるのです 無思慮なその場限りの景気浮揚策の末路が見えるような 翻弄された地元は負債を抱えて呆然と立ち尽くすのみ

新リゾート法

またぞろ新たなリゾート法の話が出てきました 今度はなんとギャンブルを中核にするのだそうです 外国にもカジノは幾つかあります とくに興隆を誇っているのがマカオとラスベガスです 日本では公営ギャンブルということで 役人と周辺の利権が目的です
ラスベガスは最初マフィアがカジノホテルを建てました 禁酒法後の有力な資金源でした そこへ州政府が厳しい法規制をかけることで現在の姿になっています マカオといえば アヘンの売買で巨万の富を得 経済面で植民地支配を担っていた かのジャーディン・マセソン創業の地です

私はギャンブルに詳しくないのですが カジノ経営にはノウハウ(取り立ての?)があって新規参入は難しいのだとか そうなればノウハウを持つ華僑やラスベガスの資本が日本に進出するのは目に見えています
トランプもかつてカジノを経営していたといいます(土地転がしで儲けた静岡の金持ちがトランプと大勝負したことがあります) マカオ資本を許しては長崎・出島のように役人と華僑の懐を潤すだけです

日本の場合は最初から役人が胴元として始めるわけですから いろいろな抜け道を作るでしょう とくに問題になりそうなのが他の国のように限られた特定の地域でなく パチンコのごとく日本全国でカジノを作ろうとしていることです
こんなことをしていたら 越後湯沢にとどまらず国が滅びます

眠りについて、心と身体

眠りの生理は身心を休めるためというより 主に身体と脳の調整作用です
眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠があり交互に現れます ノンレム睡眠の時は さかんに寝返りを打ち身体を動かします レム睡眠時は 身体が弛緩してほとんど動きません そのかわり脳が活発に働き夢を見ます

人間に限らず動物は起きている間活動します しかし身体を平均して使うわけではありません 生きるための活動ですから 偏った動きや無理な姿勢をとることが多いのです
動物に睡眠が必要なのは 寝ている間に 使いすぎた部分を休め あまり使わないところを動かして調整するためです つまり身心のストレス(偏り)を緩和し バランスをとるのが睡眠のメカニズムです

ノンレム睡眠時に身体を動かし筋肉や関節の偏りを調整し レム睡眠時は夢という形で脳の記憶(精神活動)を整理します 人間以外の動物はレム睡眠とノンレム睡眠の差が少なく 中にはほとんどノンレム睡眠だけの種もあるようです
他の動物に比べ 人は2足歩行という きわめて不自然でアンバランスな状態で活動します また大脳が発達した結果 よけいな感情や過剰な思い過ごしにとらわれることにもなります

人間が他の動物より睡眠時間が長く 眠りの深さも必要で夢をよく見るのは このような理由があります 無駄な動きが多く感情に支配されているともいえます。
眠りが浅いと疲れがとれず 身心のストレスは深まります 眠りは休息でないため寝溜めはできず 規則的な睡眠が重要になります
睡眠障害が起きやすく ストレスが溜まり自律神経失調症になるのは 人間の宿命なのでしょうか

夢は記憶の断片化整理なので 意味を見いだす必要はありません ザッピングしているだけで 別に深層心理を表すわけじゃない ただ 病気になる前に同じ夢を見たりと 身体の状態に左右されます 記憶を整理できず そのまま溜め込むサヴァン症候群もあります
また寝相もそのときの身体の状態を表し 特定の病気の際は同一の寝相になることがあります よく見る夢があるように 朝起きたときの寝相も人によりほぼ一定です

眠りの大切さ

あと寝汗というものがあります これはよく誤解されますが 寝ている間にぐっしょりと汗をかくことではありません
汗はかいても玉の汗ではなく すべて蒸発します そして布団の外側が結露したように濡れるのです 病人が寝ていたあとの畳に黴が生えるほどです

人間は他の動物に比べ 睡眠時に体温の調整がうまくできません 羽毛に覆われていないからです 夜具が必要だったり寝冷えをするのはそのためです 
夜風は身体に毒だと 昔よりいい慣わされています 夏でも同じことで 睡眠時に身体に風を当ててはいけません
そのため 枕屏風というものが使われていました 実際に扇風機をかけたまま寝ていて 急激な体温低下で死亡した例があります

以上は野口晴哉の教えを 私なりに解釈したものです 医学的見地からも そう的外れではないと思います

心と身体の関係について 面白い言葉があります 野口晴哉は「身心」と書きます 普通は「心身」です
野口晴哉の教えでは 心(脳の活動)があって身体がそれに従うのでなく 身体の動きが心の働きを左右すると考えます つまり心因性の病気などないというのです

たとえば胃潰瘍の原因がストレスだといっても 気の持ちようでどうともなるというものではありません ままならない状況があって思うように事が運ばない 結果平穏でいられない 食も進まない消化機能も衰える 状況によって身体の動きが変わるから病気を引き起こすのです

専門家でないので理解が及ばないのかもしれませんが フロイトに始まる西洋の夢の解釈は精神を身体と切り離しているように思えます おそらくキリスト教の肉体と魂を別に見る教義に影響されているのでしょう 人間の精神活動をことさら神秘的で高尚なものと考えているのです

日本語検索の品質向上

詐欺的課金で稼ぎ社会問題となった 携帯ゲーム・モバゲーのDeNAが 新たな儲け口として展開したのが 医療情報を騙る剽窃記事サイトのWELQ(ウェルク)でした
なにしろ人の健康ときには生死に関わることを 煽り記事・釣り記事を量産する手法で 広告に誘導していたのですから 再び社会問題を引き起こすことになりました

Googleの対応は早く このような低品質記事のコンテンツファーム まとめサイトなどを上位表示しないようにする対策を講じました 
Googleのウェブマスター向け公式ブログ「日本語検索の品質向上に向けて」によると 今回の対策は「ウェブのエコシステム」なのだそうです

これが日本語だけの対応というところに 日本の特殊性があるのかもしれない 韓国NAVERの子会社LINEがやってる「NAVERまとめ」は 本国にはなく日本だけなんだとか
ヤフー・ジャパンも 元はリンク集タイプのポータルサイトだったわけで まとめサイトみたいなものでした だからということでもないでしょうが LINEと提携してNAVERまとめを上位表示するようにしています
上述のモバゲーは現在 Yahoo!モバゲーとなっているところに 日本のインターネット事情の病根が見て取れます

まとめサイトではないのですが 食品や料理に関する検索で クックパッドばかり出てくるのも 日本的なのかもしれない
雑誌に書いてあった TVで言ってた スマホで出てきた 多くの人がやってるからそれに習う 人から聞いたことを鵜呑みにする 噂話を簡単に信じるのが日本人か

TVの影響力と風評

料理といえば TVの料理番組からきたと思われる変な常識があります 一つは「猫の手」というやつです
あれは指先を切ることがないよう 指の第二関節を包丁の側面に当てるという教えです 手の形として言い換えたため 爪先で中途半端に材料を押さえるようになってしまいました
しっかり押さえず 押さえた所から遠くに包丁があれば押し切りになり まともに切れないのは道理です

もう一つは フライパンを振るのが料理上手の象徴という言い方です 中華鍋は前後に動かすだけで中の材料を返しやすい構造になっています よく考えられています でもその際料理人は鍋を火から離すことはしません
材料を返すために フライパンを持ち上げて一生懸命振っている図をよく見ます 鍋は当然火から遠く離れてしまいます 鍋の温度が下がるので炒め物は決してうまくできません 煮染めなどでは鍋返しという技があったので それと混同したのかもしれない

調味料を次々に間を置かず入れるのも 時間が限られるTV番組の都合からでしょう 調味料を入れる順番があります 昔から「さ・し・す・せ・そ」なんていいます
順番に入れればいいわけじゃなくて 一つを入れたらそれが全体に回るまで待たねばなりません 必ず一煮立ちしてから次を入れます 間を置かず入れたのでは合わせ調味料と変わらず何にもならない

土井勝さんあたりは その辺をきちんと説明していました まだTVに信用がおける時代でした 今は風評を流すだけの存在です とくに健康番組の怪しげな治療法情報には注意が必要です