食パン1斤

四谷「坂本屋」のカステラ1斤を買いました 昔ながらの手作りで しっとりした食感は懐かしい味です 惜しまれるのは 底に敷いたザラメが溶けていたことですか
驚いたのが1斤の大きさと重さです 他社カステラより二回りも大きく ずっしりと持ち重りがします 1斤という単位はあまり使われません(換算すると600gです) 名前が知られ全国で売っているカステラの表記は1号ですね1)福砂屋のカステラは1号が580gとなっているので ほぼ1斤に近い 文明堂その他は重量が書いてありません 同じ1号といってもメーカーによって実重量は違うようです 福砂屋より軽いだろうとは想像できます

普段なじみがあるのは 食パン1斤でしょう 市販の食パンの表示を見たら340g以上と書いてあります カステラ1斤とずいぶん違います
以上だから 500gでも600gでも1斤になるわけです(510g以上は1.5斤と表示することもできるらしい) サイズは約12センチ×12センチ×12センチの立方体です 山形パンの場合は上に延びて縦長になります2)紀伊国屋のイギリスパンは縦伸びした焼き上がりで 高さ18センチくらいあります モチッではないサクッとした噛みごたえ 1斤の重量を計ったら380gありました 近所に昔からある 街のパン屋さんの角食パン1斤は360gでした

昔の食パンのサイズはよく覚えてないのですが 子供のころ朝食の食パンは 実質があったので1枚食べれば充分でした 焼き立てはまだしも 今のようなフワフワ食感ではなかった
なにしろ フワフワ食パン1枚の端を持ったら 自重で割れてしまいます どれだけ材料を少なくして膨らませているんだろう 「モチ・フワ」すごい技術ではあります(タピオカ粉のようなデンプンを使っているみたいですね)

久しぶりに買おうと思った食パンがあります 店に行ってみると以前よりずいぶん小さくなっていました 切り口が正方形ではなく横長の長方形です 袋のラベル表示には0.6斤と書いてあるじゃないですか 値段は同じでした
ついにここまで来たかと思いましたね ふんわり柔らかでは追いつかなくなったのです 他社のパン(サイズ小さめで高め)の重量表示を見ると 7/10斤とか書いてありました また5枚切りは1斤ですが 5枚入りは9/10斤です なかなか微妙な書き方ですね3)あちこちに店舗展開している 焼き立てパンのベーカリーチェーンでは 斤の表示をせず1ブロックと書いてました フランス風のパンだから? (じゃなくて)340gに満たないのでしょう

材料費の高騰とかいろいろ事情はあるでしょう 日本の物作りすべてが 中身スカスカになっていきます 官民一体となって 空疎な内容をいかに誤魔化すかに腐心するだけです インフレ誘導とか賃金値上げとかいって数値目標を掲げる
政府関係のいう統計なんて データの持って来ようでいくらも操作できます さすがに数字を書き換えたら犯罪行為ですが 今回騒がれている厚生労働省も 数字を改竄したわけじゃない 自分たちに都合のよい数字を出すのは 役人なら当たり前にやっていることです

340gでも600gでも同じ1斤と称して なんの問題もない 数字じゃなく 自分の感覚と良識で判断しなければ 実体は見えないのじゃないか
食パンだけでなく あらゆるものが値上がりしてきました そして品質と量目はどんどん落ちていきます 数字合わせだけ国民の目を欺く好景気です

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1. 福砂屋のカステラは1号が580gとなっているので ほぼ1斤に近い 文明堂その他は重量が書いてありません 同じ1号といってもメーカーによって実重量は違うようです 福砂屋より軽いだろうとは想像できます
2. 紀伊国屋のイギリスパンは縦伸びした焼き上がりで 高さ18センチくらいあります モチッではないサクッとした噛みごたえ 1斤の重量を計ったら380gありました 近所に昔からある 街のパン屋さんの角食パン1斤は360gでした
3. あちこちに店舗展開している 焼き立てパンのベーカリーチェーンでは 斤の表示をせず1ブロックと書いてました フランス風のパンだから? (じゃなくて)340gに満たないのでしょう