サツマイモ

昔からサツマイモには 黄色いホクホクした食感のものと しっとりした白い品種がありました 戦後かなり過ぎた頃でも おやつに蒸かし芋は重宝されたものです
お年寄りは白い芋を好んだように思います 黄色い芋は蒸かしても水分が少なく 飲み物が必要でした 下手をすると喉に引っかかって咽返った記憶があります
甘さは黄色い芋のほうがあって 白い芋は特有の匂いと無味から 子供は好きでなかったようです

漫画などで焼き芋屋さんがよく取り上げられていましたが 雪国で引き売りの焼き芋屋さんは ほとんど見かけません 雪の降る前の初冬に落ち葉焚きをし 火の落ちた熾にサツマイモを埋め 焼き芋を作った覚えがあります
この頃はスーパーマーケットで焼き芋が売られ 焼き芋屋さんの姿が見られません 人気なのは安納芋などの白い品種です
白サツマイモといっても品種改良され やたらに甘く軟かくネットリしたものだそうです フワフワ・トロトロで甘いのは最近の流行りですね

サツマイモのもともとの品種が 白だったか黄色だったのか知りません 料理に使うときはクチナシなどで色付けするので 黄色なのでしょうか
子供時代の味の記憶は尾を引いていて 私は今でも白いサツマイモを食べたいと思いません 黄色いホクホクしたものが美味い

昨今のベタベタした妙に甘いという(食べたことないので想像です)サツマイモは なおのことです
乾燥芋は歯に纏わりつく独特の食感と甘さが特徴です そのまま食べたり焼いて食べます これは白い芋だと思うのですが比較的好きですね(歯応えのないのが嫌なのかも)

サツマイモの天ぷらも良いものです これも使うのは黄色い芋です 普通は5ミリ程度の薄切りにします
ある時九州の芋の天ぷらを知り 作ってみたところ これが大変美味い 芋を千切りないし細めの拍子木切りにし かき揚げのように揚げます
胡麻と塩が入って味がついています 別の食材でないかというほど 薄切りの天ぷらと異なる料理です 切り方だけでこれほど味が違うことを思い知りました 焼酎によく合いますね