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ブランドエクイティ

ブランドエクイティってなんのこと 簡単にいえばノレン代ですね ブランドを売買するときの資産価値ということかな まぁ昔からノレン分けとかはありましたから とくに目新しい概念というわけじゃない
ブランドに資産価値があるというのは何となく分かります ただソロバン勘定が苦手なので どう計算するのかよく知りません

資産価値といっても 経済波及効果や広告費換算いくら とかと同じような気がします なにしろ損得勘定でブランド構築はできませんから 財務データで数値化なんて違和感がある
ノレンと老舗はイコールではない 創業何十年何百年だけでノレンは築けません ぶれない信念 高い志が大前提です ブランディングは付加価値をつけるみたいな 単なる差別化じゃないんです

ブランディングとは ストーリーデザインのことです どの企業にも製品にも必ずストーリーはあります でもそのままじゃ単なる沿革であったり 苦労話や開発秘話にすぎない
ユーザーが共感できる価値観を語れるどうかが ブランディングが成立するしないの分かれ道となります しかし価値観だの共感だのは とにかく分かりにくく数値に表せない

数字に出ないものは とくに大企業なんかの経営陣に説明することができないし 説明しても数字でしか会社をみない頭では理解できない
だからブランドエクイティとかいって むりやり数字で表すのではないかな 何十億円の資産価値があるといえば納得しそうですから

商売する上で売り上げなどの数字はとても大事です でも数字だけ追いかけていては 見失うものがあります
創業何百年もやはり数字です 数字だけ積み重ねても決してノレンは築けない 自己を確立することが最も肝要です

数字というのは他との比較です 差別化も他との対比です なべて数字で表すものは 相対的価値といえます
ブランドを築くことは 他にない絶対的な自己の価値を築くことです この価値は数字に表れない

カテゴリー: ブランド・ブランディング マーケティング戦略論