インターネットの世界の栄枯盛衰はめまぐるしく すっかり影が薄くなったアメリカヤフーが消滅かという事態なのに ヤフージャパン(ソフトバンク=孫正義)は他人事のように平気な顔をしています それどころか ますます我が世の春を謳歌しているようです
名前が同じでも アメリカと日本のヤフーのビジネスモデルは全然異なります(いわゆるガラケーと同じく 日本だけに通用するモデルでもありますが)
ヤフージャパンにとって サーチエンジンの精度なんて関係ありません 何でもいいんです ヤフージャパン独自の技術というのは 検索結果の上位にヤフースポンサードサーチ広告や ビジネスエクスプレスのカテゴリー登録サイトという広告を載っけることでした
検索エンジンがGoogleに変わっても 相変わらずヤフージャパンの画面では オーガニックの検索結果とリスティング広告の区別がつかないようにしていました キーワードによっては1ページ目を ほとんどリスティング広告が占めたりします 間違ってクリックしてもらうことで ヤフージャパンに広告料金が入るわけです
さすがに そのような検索画面表示は改められましたが このたびの京都銀行を騙った詐欺事件を見ると 相変わらず間違ってクリックするユーザーは多いようです
さらに驚いたことにヤフージャパンは グーグルが排除しようとしている リンクを集めただけの低品質なコンテンツを量産する「NAVERまとめ」と提携し 優先的に上位表示するようになりました(12億PVの「ネイバーまとめ」取り込む ヤフー提携)
この「NAVERまとめ」は ご存知のように韓国資本のLINEが運営するサイトです インセンティブ(報酬)を使ってリンク集ページを作らせるのですから限りなくグレーです
これをオーガニック検索に紛れ込ませて どうするつもりでしょうか ヤラセ・サクラが横行するのは目に見えています
(4月3日 加筆)「Y!mobile」で分かりました「R25」がモデルなんですね オーガニック検索に見せかけてすべてを広告で埋めるわけか あざとい商売のやり方です
建築関係の業界誌を発行しているところがありました 内容は専門誌から適当にパクッてきた記事のダイジェストをまとめただけのものです おそらく著作権なんかは完全に無視していたでしょう
16ページくらいのボリュームでホチキス製本の月刊 手作り感満載でした たしか年間契約20万円以上だったと思います(うろ覚えですが) 絶妙な値付けです 2万円でも200万円でも売れません セミナー商法とか情報商材と呼ばれるものも だいたいこの辺りの料金設定が多いようです
「NAVERまとめ」って このやり口と同じわけです 今風な言い方ではキュレーションサイトです
これは会費制でしたが業界誌の中には 広告掲載料名目で集金しているのもあったそうです 知人から聞いた話です 勝手に広告を掲載して掲載誌を送りつけ後で集金します
集金人には制服があって 白い上下のスーツに黒シャツと白ネクタイです まるで漫画に出てきそうな格好ですが それが全然似合ってなくてアルバイトなのが歴然だったりするらしい たぶん歩合制なんだろうなといってました
Yahoo!Jと「NAVERまとめ」のマネタイズはどんな具合になるのでしょうか Y!mobileとLINEに絡めたショッピングだろうと予測しています