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カテゴリー: マーケティング戦略論

ブランディングはリピーターが支える

大塚家具に見るブランドの瓦解

大塚家具が身売りするという報道がなされています それに対して父親の

現『匠大塚』会長 大塚勝久氏「今まで大塚家具を育ててくれたお客さんを無視しちゃったということ。いい物買うなら大塚家具。(以前は)大塚家具で買ったことを自慢できた。そういうことを言えなくなるような会社に移行していったのが一番の問題だったと思います」(日テレNEWS24から)

大塚久美子社長は ブランディングを理解していないと思われます いたずらに新規客を増やそうとして 既存客をなおざりにしたのです 客を数字でしか見ない
たしか白を基調としたインテリア(若者向け? 前世紀の発想です)のミニショールームを作ったのが始まりです その辺から今までの顧客を大事にしなくなった

とくに耐久消費財は 売った後買った後の満足感が最も大切です 良い物をおすすめする 大塚家具で買った事を自慢できる
大塚勝久氏の言われるとおり お客様と売り手が価値観を共有する これこそがブランディングの根幹です 数字には表れない

子曰 三年無改於父之道 可謂孝矣

父親の経験に学ぶことなく 長年かけて築いてきた信用・信頼を 妙に新しがったにわか仕込みの理屈で ぶち壊してしまいました[01]don’t think.feel! It’s like a finger pointing away to the moon. … Continue reading
名前は忘れましたが アメリカで仕事をしていたという触れ込みの マーケティングコンサルタントだったかに吹き込まれたようです

婚礼家具の需要を当てにすることは難しい状況です かといってイケアやニトリに対抗するのは 方向違い見当外れでしかない 同業他社を見るんじゃなく 自社のお客様と向き合うべきでした
リピーターを大切にするのはもちろん その前に社内の意思疎通です 社員が動揺している風通しの悪い会社が 社会に認知されるわけないのです

売り手悪し 買い手悪し 世間悪し 悪いことは全て他のせいにし 自らの誤った思い入れを改めることはないでしょう 社員と顧客を尊重しない これは培ったブランドの崩壊です ブランドは社員と顧客が作るものです

註釈

註釈
01 don’t think.feel! It’s like a finger pointing away to the moon. 血の滲むような修業と数々の実戦をくぐり抜けて 初めて感じ取ることができます 数字や理論で考えるのは月を示す指先に過ぎません 月の光は顧客の見る目です 光を感じ取ること
ブランディング崩壊は売上の減少となりますが 財務諸表の指数をいくら見ても原因はわからない 社員と顧客の気持ちは数字に表れないのです 感性というか経営感覚で理解するものです 目標数値を掲げての売上拡大策なんて何の役にも立ちません
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キーボード

物理キーボードを打てない若い人がいると聞きます スマートフォンの仮想キーボードしか触ったことがない しかもフリック入力です(すごい高速らしい)
私もスマートフォンは当然仮想キーボードです フィーチャーフォンは持ったことがないので[01] … Continue reading 親指で入力はできない Godanキーボードにしています 感覚としてはメモ書きといったところ

筆記具の変遷を考えてみると 小学校時代の鉛筆から始まって ボールペンが主だったような気がします メモ書きはシャープペンシルでしたか テープ起こしが必要になったときは ドクターグリップにお世話になりました
悪筆だったせいもあり 万年筆や筆墨には縁がない(興味本位にモンブランやペリカンを買ってみましたが 結局ほとんど使わなかった) だからワードプロセッサーが出たときは真っ先に飛びつきました その頃からローマ字入力でした(2本指ですが)

ワープロにも色々あり 富士通オアシスは日本語入力に特化した 親指シフトという特殊な入力方法でした これを練習して全国大会にまで出た人がいたそうですが 無駄な努力でしたね
本格的にMacDTPを取り入れたときも ワープロの経験があったので 原稿を書く際それほど違和感はなかったように思います

まず一番に取り組んだのは もちろんブラインドタッチの練習です 仕事と並行しながら1か月かかりました これができるようになると手書きには戻れません 思考速度と入力速度が一致してじつに快適なのです セルフ口述筆記とでもいいましょうか
考える速度に追いつこうとすると 手書きでは自分でも何を書いたのか後で読み返せない それにメモ書きで書き散らすので バラバラのものを整理するのが大変でした
テキストエディターなら 思いつくままに書いて自由に推敲できます 書き直しも簡単だし じつに使い勝手がよい

しかし スマートフォンの予測変換というのは 不愉快ですね 定型文を前提としているみたいです 私は文節変換ではなく単語で変換しています それでも無関係な言葉を付け加えたり 勝手に入力したのではない文字にしたりする
こんなお節介な機能を みな本当に便利に使っているのでしょうか かえって煩わしいとしか思えませんが でも音声入力の精度はかなりいいですね 口述筆記にAIは使えるかもしれません まぁ下書きにどんな入力方式を使っても 後の推敲で時間を取られることに変わりないですけど[02] … Continue reading 

以前のOCR読み取りは校正が大変でした 人間ではありえない間違いを犯すので油断できません ベテランの校正マンになると 誤字脱字が自然に目に入るといいます 間違いやすい文字というものは大体決まっているからです 入力方式が変われば間違う文字も変わります
スマートスピーカーが普及しキーボードが使われなくなり AIが構文まで指図するようになったらどうなるのだろう まったく予想がつきません 差別用語とされる語句が変換できなかったり 別の言葉に置き換えるなんてことが起きないことを望みます
価値観は多様であるべきだし 正解はひとつではありません

註釈

註釈
01 NTTを始めとするキャリアの阿漕な商売の仕方に反発して 携帯電話を敬遠していました 最初に使ったのはWILLCOM03 これは物理キーボードが付いていた
02 ギリシャ・ローマ時代に吟遊詩人がいました 日本でも琵琶法師という人がいた 彼らは語り部であり口承文学です お経やコーランは最初文字で書かれ それをリズミカルに音読するものでした
口述筆記なんてやったことがないので よく分かりませんが 語ると書くは根本的に作法が違う気はします テープ起こしの原稿は そうとう整理しないと使い物になりません 小林秀雄は講演の録音を拒否したそうです 話芸と文芸は別物なのです
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インターネットマーケティング

コンテンツマーケティング

ホームページはコンテンツが大事だといわれます コンテンツはユニークであり ユーザーに役立つ情報でなければなりません
グーグルボットは文章の内容を理解しています syntax(構文)とsemantics(意味・内容)が評価されるのです 単なる単語の羅列である keyword(惹句)で考えていては追いつきません

また公平・中立な情報である必要もないでしょう 不偏不党ということは反面 どっちつかずで腰が定まらないことにもなります
必ずしも岡目八目の情報に価値があるわけではない 専門家としての立場から堂々と 自社の特徴を述べればいいので それがユーザーの利益に添うなら役立つ情報です

グーグルがモバイルファーストを言い出し モバイル用ページの内容で評価することになりました モバイル専用ページにしろレスポンシブデザインにしろ PC用と同じ内容をあの狭い画面に表示したら 読みにくくてしょうがない
グーグルボットはコンテンツの内容を理解しても 人が見た分かりやすさとかレイアウトは認識していないようです モバイルフレンドリーであってもユーザーフレンドリーではない 自社の広告収入のためなんですが グーグルに逆らうわけにいかないし 困ったものです

フィーリングマーケティング

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そうはいっても モバイルのあの狭い画面で 見やすい読みやすいレイアウトなど不可能ですね 自分が書いた文章でさえ最後まで読むのはしんどいです 一見のユーザーが読んでくれるとは思えません

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syntaxもsemanticsもない 実際のところ 針小棒大のセンセーショナルな情報が溢れ 煽り文句・釣り文句ばかり イエロー・ジャーナリズム ガセネタ デマ・風評は むしろ影響力が高まった感があります
PC用のレイアウトでは まだ広告と本文が截然と区分けされていました しかしモバイル用の画面は間違って触れるように 広告を大量に配置したり トラップだらけです

インバウンドマーケティング

従来のプッシュ・プル戦略は 流通チャネルに対するプロモーション[01] … Continue readingとマス媒体を使った広告の違いでした インターネットが加わることで混乱してきたため インバウンドマーケティングやアウトバウンドマーケティングといった言葉ができました
インターネットを使うのがインバウンドで電話セールスあたりがアウトバウンドなんでしょうか(曖昧な用語なのでよく分かりません[02]アウトバウンド・インバウンドは 都市の中心部と郊外を結ぶ放射路線の上り下りらしい

Inbound marketing=ブランディング=webPR=SNS→メディアミクス=シナリオ=デジタルからヒューマンへ→人間回帰→原点を見直す が私の解釈です
いまさらインバウンドマーケティング何ていう必要もないでしょう インターネットを通じたユーザーは すべてインバウンドのお客様です こちらから売り込みに行くのではない お客様の方から積極的に訪れるのです

コンテンツからフィーリングへ 確実にその潮流はあります FacebookのLike!ボタンは考えてクリックするものではない 一瞥の印象だけです 写真へのクリックがいちばん多いことが物語っています facebookにとってこれが一番大事です 本人でさえ気づいてない感情をデータ化しています
グーグルとフェイスブックが持つビッグデータの性格は異なります Googleがベースとなる〈コンテンツマーケティング〉+Facebookページによる〈フィーリングマーケティング〉が必要ではないかと考えています

ユーザーの琴線に触れるため お客様指向ってあり得るでしょうか グループインタビュー? お客様のご意見を製品開発に生かす? 現場の経験からは もっとエモーショナルなものだと思っています 人は理屈じゃ動かない
客の顔色をうかがったり 客におもねるのではなく その道のプロとして何を提供できるか お客様とどのように良い関係を築けるかが大事なんじゃないでしょうか 製品の使い勝手なんてその一部に過ぎません

企業や製品に好意と好感を持っていただく 鍵はフィーリングだと思います 好悪は理性ではない感情がもたらすものですから
そのためには真摯な製品作りです 誠意です 高い志でお客様と真剣に向き合うことが大切です そしてビジュアル中心のイメージ広告復活だろうか となるとインスタグラム(Instagram)か?

註釈

註釈
01 かつてのヤマザキパンの押し込み販売は まさに言葉通りのプッシュ戦略でした ルートセールスは注文を受けてもいない商品をかってに置いていきます このやり方で大きく売上を上げたのです 出版取次もそうでしたね 書店の意向など関係なく書籍雑誌を送りつけていました
本はまだ返品できますが パンなんてその日に売らなければならない商品です 売れ残りを返品するとしても有料でしょうから 実質買い取りになります ヤマザキは売れ残って回収したパン類をまとめて粉砕し 蒸しパンに混ぜて再利用していたという話もあります
02 アウトバウンド・インバウンドは 都市の中心部と郊外を結ぶ放射路線の上り下りらしい
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