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タグ: お客様

迷走続くトヨタ?

このごろ トヨタがお詫びとお知らせのTVCMを流していますが 非常に評判よくないみたいです たしかにわざとらしくて不愉快ですね あれじゃ逆効果です
というか 最近売った車なんだから顧客はすべて分かってるはずです あんなわざとらしいCMやるより こども店長の出稿を減らすべきでしょう(あれも個人的にはいやなCMです)

むしろホームページなどで リコールの進捗状況を逐一 報告した方がいいんじゃないかと思うんですが
トヨタ自動車がリコールについて 自社のホームページで触れたのは ごく最近のことです
toyota.co.jp 2/17 toyota.jp 2/17 lexus.jp 2/17 gazoo.com 2/19
各サイトからリコール情報の詳細(すごく小さくて目立たない)をクリックすると グローバルサイト(toyota.co.jp)の同一ページに飛ばされます
社長からの報告では
「プリウスの改修作業は急ピッチで進んでおり、国内の進捗状況といたしましては、ご予約をいただきました数も含めますと、既に100%改修の目途のたっている販売店もあると聞いております。この進捗の早さは、ひとえにお客様のご理解とご協力あってのものと考えております。」
となっているのを見ると全て販売店任せです トヨタ本社に全体の状況を把握している部署はなく 社長への報告もされていないということですね

社長がアメリカへ行かないといってみたり 行くといってみたり 危機管理本部みたいなもの作ってないんですか この後どう対応するのかも見えてこないし 大丈夫でしょうか

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お客さま第一主義でないホテル

ザ・ファクタ フリーコンテンツの記事によると 編集部が独自入手した「東京都内主要ホテルの収益力ランキング」で トップがザ・リッツ・カールトンだそうです
リッツ・カールトンといえば高級ホテルとして有名です この不況の中でも富裕層を対象とした高級ホテルは収益を伸ばしているのでしょうか
でも リッツ・カールトンより客室単価の高い マンダリン・オリエンタルが3位 ペニンシュラが6位です どうも高級志向とばかりはいえないようです

リッツ・カールトンは 第一に大切なのは従業員 次に取引業者 お客は三番目なのだとか
普通このような業種は お客様は神様のスタンスを取るものです(見方を変えれば 金を運んで来る客のわがままは我慢しようということで 客ではなく金に頭を下げているとも言えるのですが)
リッツ・カールトンは 紳士淑女をもてなすのは紳士淑女でなければならない[01] … Continue reading として従業員はすべて紳士淑女であれと教育しています そしてお客に対しても従業員を見下すような態度を取らないでもらいたい と言っているそうです
共同創立者の言葉によれば「当ホテルのお客様の99パーセントはとても良い方々です でも中には高い金を払っているのだからと 従業員に対して乱暴な振る舞いや無作法な態度の方がいらっしゃいます そのような方には紳士淑女として扱ってほしいとお願いします それが聞き届けられない時には他のホテルのご利用をお願いし こちらで予約をお取りします」ということだそうです

このホテルが 世界最高のホスピタリティだと評価され サービスに相応の対価が支払われるのです

揉み手をしながら客のわがままを何でも聞くのは本当のサービスではない お客が第一に来ると従業員が単なるサーヴァント(奴隷)になる恐れがあります それでは最高のホスピタリティを提供できません

リッツ・カールトンはホテルチェーンではなく ホテル運営会社なのだそうです 世界の各リッツ・カールトンには それぞれオーナーが別にいます
つまりリッツ・カールトン本体の商品は 従業員そのものなのです
従業員を大切にするのは 安易なヒューマニズムや労働者の人権などではありません 商品の品質を引き上げるのは 従業員のプライドと資質であることを見事に実践しています
従業員の資質の差がホスピタリティの差となり それがそのまま収益力の差となって現れた形です
家族主義経営などという人情論では この不況を乗り切ることはできません 温情だけでも効率だけでも モチベーションは上がらないのじゃないでしょうか

註釈

註釈
01 イギリス(イングランド)貴族に仕える執事の多くは ウェールズの没落貴族だったそうです 貴族階級のしきたりに通じていなければ務まらない仕事なのです 子女の教育係も同様です 貴族として躾けるのは貴族でなければならない
またギリシャ・ローマ時代の奴隷は 戦争に負けた側の捕虜なのですが 貴族階級出身者は やはり執事や養育係の仕事をしていました イソップは教育係でした 兵士はそのまま傭兵となります 兵士も職業であり忠誠心はあまりなかった
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