コンテンツへスキップ →

タグ: 侵略

朝鮮半島危機

朝鮮半島危機の始まり

朝鮮半島危機の本質はどこにあるでしょう 過去のことはさておいて近代の歴史では 清朝の衰退に乗じロシアが南下 満州地域を侵略し始めたのが直接の原因です
さらに朝鮮半島まで視野に入れていました 江戸時代より 蝦夷地域へのロシア侵攻に脅かされていた[01]明治政府は北海道に屯田兵を配備して 明確に日本領土と世界にアピールしました 北海道開拓とともにロシアの侵攻に備えるためです日本にとって 朝鮮半島進出は看過できない事態です

これをきっかけに 日清・日露・大東亜戦争まで至ります 日清・日露戦争の勝利により 混乱していた朝鮮半島を日本が統一し ひとときの安定がもたらされました しかし昭和大戦(大東亜戦争+太平洋戦争)に敗れるとすぐに ソ連(ロシア)は中共を使って 再び朝鮮半島に侵攻を始めます
ひとつの保護国だったところに 2つの独立国を認めたのが朝鮮紛争の始まりです その後を概観すれば 東西冷戦から中ソ対立 アメリカと中国の国交回復 さらにソ連崩壊と中国の国力増大で 勢力図は大きく変わります そして現在の情況となってきました

朝鮮半島危機の現状

中国・ロシアにとって 朝鮮半島は内乱・分裂状態の方が 緩衝地帯として都合がよいのです でなければ主権を認めない中立地帯としたい アメリカ軍を主体とする国連軍が引き上げ 代わりに人民解放軍主体の国連軍が駐留するのです

いまのロシアからすればクリミア半島の方が重要で 満州地域と朝鮮半島に影響力を及ぼす必要はない[02] … Continue reading そうすると半島は 昔のように中国の属国になってしまいます アメリカとその他の国が今度は承知しない 結局現状がいちばん安定していることになります

北朝鮮経済は配給制度が機能しなくなり 闇市が経済活動の中心になっています 政策的に経済統制を緩めているのです その結果 一種の自由経済の様相を帯び 経済規模・活動はむしろ活発化しています
敗戦後配給制下の日本で ひたすらお上(GHQ)に従順だったのは日本人 闇市を仕切っていたのが朝鮮人流民でした 彼らにとって闇市経済はお手のものです

北朝鮮の核弾頭・ICBM開発の進展はめざましいものがあります とても自国だけとは思えない 経済面・技術面で支援されていると考えるのが妥当でしょう
これを止める手だてはありません 闇市・闇取引で成り立っている国に対して経済制裁はそれほどの効果は望めないし アメリカにとっても中・ロにとっても 北朝鮮が崩壊するのは歓迎できない 善悪二元論が支配する世界平和のため(?)には どうしても悪役が必要です 実態は半島南北の内乱であって 北朝鮮の脅威と見てはいけない[03] … Continue reading

韓国の立場はずいぶん微妙です 自家撞着に陥っているのではないか 日本は共通の敵だったはずなのに 北と抗争するためには協力しなければならない もとはといえば半島人同士の内紛・勢力争いです 挙句の果て近隣諸国から世界にまで迷惑をかけている
あちこちに銅像を建てるのが大好きという点でも 両方とも同じようなことをやっています 日・米・韓で協力して事にあたるつもりなら 捏ち上げの銅像を撤去するのが先決でしょう
自覚のない韓国の態度は中国に有利に働くだけです 烏滸の沙汰というしかない[04] … Continue reading百済・白村江の戦いと同じ身勝手な振る舞いです

朝鮮半島危機のこれから

つまり現状は危機でない むしろ金一族の独裁政権が滅亡した時 さらなる混乱が引き起こされる可能性の方が大きい 北だけでなく南も影響を免れず 朝鮮半島は過去のように四分五裂します(歴史は繰り返されるのです)
中国にも難民がなだれ込むでしょう まぁ日本のように 朝鮮人流民が我が物顔に振る舞う なんて事は許さないでしょうが 中国は日本に難民を押しつけるかもしれません 日本を目指す者も現れます 受け入れ態勢は整っているし いちばん暮らしやすいですから

外交と戦争の駆け引きで 局地戦以下の戦闘が引き起こされる懸念はあります しかしICBMや核兵器製造施設のすべてを破壊することはできない 日本に対してやったような殲滅戦を仕掛けることもありません アメリカによる朝鮮半島統一は解決にならないのです 中・ロがそんなことを許すわけない
かつてマッカーサーは朝鮮半島に原爆を落とせと主張しました トルーマン大統領はそのような暴挙を許しませんでした いまのアメリカはどうなんでしょう トランプ大統領は発言も不謹慎ですし 真意がよく分かりません ブッシュはラムズフェルドに唆されてイラクを攻撃しました スタッフが賢明ならば暴走は避けられるでしょう(でも統帥権は大統領にあるし……)

おそらくこのまま膠着状態になりそうです もしかしたら一悶着起こるかもしれません すんなり南北統一はありえないが 何らかの形で南北合意の可能性も大きい 予断を許せません どちらにしろ割を食うのは日本のような気がします
現状を糊塗し最も求心力を得やすいキーワードは「反日」です 南北両方の半島人が自分たちのことは棚に上げ 日本に矛先を向け賠償金と称して金を強請ろうとするのではないか 慰安婦問題云々はその布石・前哨戦といえます
推古天皇の頃から 内乱で日本に逃げ込んだ半島人は無数です 日本にミサイルが飛来するより 居座る流民がさらに増える方が現実性あります 空襲警報が鳴って 防空頭巾をかぶっても 何の解決にもならない これ以上第三国人が増えたら一大勢力を形成します[05] … Continue reading

北朝鮮問題ではなく朝鮮半島問題

やがて北朝鮮は核弾頭搭載のミサイルを配備し 極東・東南アジアにおける中国の影響力はさらに拡大します アメリカに有効策は見出せないことが予測されます[06] … Continue reading 中国による韓国懐柔政策は順調に進んでいます フィリピンの二の舞になるかもしれない
アメリカが半島から手を引けば韓国は以前のように中国の属国です 竹島も中国領土になりますね 李承晩ラインの時も日本政府・外務省は これといった対策を取れなかったのですから 遺憾の意を表明する程度で終わるでしょう

かつてのように中国が北朝鮮を平定する可能性もあります アメリカ軍が主体となって韓国に駐留するから北朝鮮が反発しているのです 南北関係なく朝鮮半島全体に人民解放軍(国連軍)が駐留することになれば 紛争は収まります[07]在韓米軍はもともと国連軍です 人民解放軍がこれに肩代わりするのは制度上問題ない
アメリカ本土を攻撃すると公言している金政権を排除して 北朝鮮を中国の支配下に置くのなら トランプ大統領にとっても悪くない取引です その代わりアメリカは韓国から引き上げる アメリカと中国が直接対峙するわけにいかない

国連軍として韓国に軍事支援しているアメリカにとっては たしかに北朝鮮問題です(駐韓アメリカ大使は不在のままです アメリカと韓国は同盟国でもないし 緊密・対等な友好国でもありません[08] … Continue reading) しかし韓国も北朝鮮も共に日本を敵視しています 日本にとっては朝鮮半島問題であることを肝に銘じなければ見誤ります ロシア・中国による侵略が朝鮮半島問題の本質なのです
朝鮮半島が中国の属国に戻り米軍が引き上げれば 東南アジア・極東地域の安全を維持するために 日本が対中国の最前線となるわけですね 国軍でない中途半端な立場の自衛隊は 否応なしに国連やアメリカにいいように使われるでしょう 沖縄基地もますます重要になります[09] … Continue reading
極東情勢に対するアメリカの政策・戦略において 日本が重要な役割を担っていることは事実です アメリカが日本に頼っている面も多々あります 正規の国軍を持ちアメリカと対等の同盟を結ばなければなりません 現行憲法をそのままに自衛隊を明記したら 交戦権を持たない自衛隊は犬死にすることになります

2018年3月10日追記=トランプと金正恩の対談だそうです 冬季オリンピックで妙な動きをしていると思ったら 韓国が存在感を示しました これで朝鮮半島問題から 完全に米朝問題に移行するでしょう 韓国外交の勝利といえる 見事なものです これからどう展開するか アメリカと中国の意向にかかってきます アメリカにとっての非核化は大陸間弾道弾だけで 別に朝鮮半島の平和と安定を目指しているわけじゃない
韓国は北朝鮮と手を組んで巨大慰安婦像を建てるつもりでしょうか 韓国と協力して北朝鮮問題に対処するなんて間抜けなことを言ってるから こうなります いい加減目を覚まさないと大変な事態になるでしょう)

2018年3月27日追記=未確認情報ですが金正恩が中国を訪問したという報道がなされています 中国主導の朝鮮半島合意(属国化)が具体的に進行し始めました これでアメリカ軍が韓国から引き上げれば 東西ドイツの統一よりさらにドラスティックな変化が訪れます しかも今度は日本を直撃するでしょう
北鮮が米本土を標的とするICBMの開発を断念するなら 見返りとして韓国からアメリカ軍が引き上げる 南北が合意して半島に人民解放軍が駐留する あとはロシアがどう出るかです 元スパイの殺害によりロシアとヨーロッパの関係は悪化しています 極東を重視することになるかもしれません 中・朝・露が共通して 敵視し侵略の対象としているのは日本なのですよ)

2018年4月22日追記=北鮮が積極的に動いています 中国の後ろ盾を得たのですから後顧の憂はない 平和協定は北鮮(+人民解放軍)とアメリカ(国連軍)が結ぶものです 韓国は当事者じゃありません 核弾頭やミサイル実験が必要なくなったと宣言したのは すでに実用段階に入り いつでも実戦配備できるという意味です ICBMの開発は諦めるというメッセージも言外にあります アメリカとの交渉の用意はできたわけです
朝鮮半島の安定という言葉も見られますから 中国・北鮮主導の南北合意が念頭にあるのでしょう 南北の歴史的和解そしてその先に 戦後70年の清算として北鮮の代わりに日本を悪役に仕立てる 賠償責任追求が控えているかもしれない これならば韓国の顔も立ち容易に受け入れることができます)

2019年8月27日追記=中・ロが協力して日本海のそれも竹島近くで合同演習を行いました 呼応するかのように韓国空軍がパフォーマンスを行っています この空域で演習を行う軍事的意味はないので 明らかに日本に対する政治的な意図を持ったものです 
慰安婦を象徴するという少女の人形が 韓国をはじめあちこちに設置されていたと思ったら プロパガンダ用宣伝物から芸術作品に名を変えて ついに日本に展示されるようになりました
追い打ちをかけるように 日韓のGSOMIA破棄を宣言 これは明確に韓国が中国・北朝鮮に与するという意志の表明です 白村江の悪夢が再びやってきました
朝鮮半島の内部抗争に日本が利用され 煮え湯を飲まされるのは何度もありました そのたびに日本は難民を保護してきました 直近は朝鮮戦争ですね このときの流民が不法滞在して 一大勢力を築き我が国内政に干渉しています)

註釈

註釈
01 明治政府は北海道に屯田兵を配備して 明確に日本領土と世界にアピールしました 北海道開拓とともにロシアの侵攻に備えるためです
02 東西冷戦終了により ロシアの仮想敵はアメリカからNATOになりました いま極東艦隊は事実上消滅し 北方領土に群あるいは集団の軍は配備していません オホーツク海は中国との協力関係で制海権を握れます それに合わせ自衛隊も北面の戦車師団から 南面の日本海に水陸両用部隊配備をシフトしています
03 たしか以前は 人民主体の豊かで進んだ工業国北朝鮮に対して 軍部独裁で自由のない貧しい後進国の韓国と言ってたんじゃなかったか 結局どっちもどっちです 喧嘩両成敗が正しい裁定なのです
04 韓国はこの事態を招いた一方の当事者です 責任の一端は韓国にあります 他人事のような顔をして 冬季オリンピックなどやる場合じゃないと思うが 日本に対する韓国の態度が変わらぬのなら まずオリンピックをボイコットすべきです 毅然とした外交姿勢を示さないと 将来に禍根を残します
05 サンフランシスコでは中国系の市長が登場しました いずれ日本でも第三国人の首長が現れる可能姓があります すでに「ヘイトスピーチ対策法」なる言論弾圧法が施行されました とくに関西では第三国人が匿名で 自分たちに都合の悪い日本人の言動を密告することを奨励する条例が成立しています
06 北鮮がアメリカ本土に届く核搭載ICBMを持つと持たないとでは 外交交渉の上で雲泥の差があります 軍事力と外交は車の両輪 片一方だけでは堂々巡りです
アメリカは世界平和の理想のため 朝鮮半島の非核化を目指しているんじゃない 互いに有利な条件を導き出すための駆け引きです
07 在韓米軍はもともと国連軍です 人民解放軍がこれに肩代わりするのは制度上問題ない
08 韓国がアメリカに対して影響力を持つのは ベトナム戦争以来です 韓国兵が多数ベトナムに派兵されました 帰還した韓国兵は軍人年金とアメリカ市民権がもらえます そのため多数の韓国人がアメリカに渡りました 移民たちは韓国から家族親類を呼び寄せ コミュティを作ってまとまりますから 一部地域で人口が増え2世3世はアメリカ国籍です 政治的な影響力も持つようになります
09 トランプ大統領は傲慢ですが 決して無能ではない 我欲と短慮によって実行します マッカーサーが大統領になったようなものです 国務省と連邦議会が制御できない可能性はあります
アメリカ大統領も韓国大統領も 日本の利益を考えるのが仕事ではない 外国の発言に一喜一憂していては 日本の独立を守ること能わず 彼らは自国利益のために外交戦を展開しているだけです
コメントは受け付けていません

景気浮揚策

リゾート法

越後湯沢は町が死んでいます 活気がないどころではない なぜか リゾート法にやられました
リゾート法といえばあの悪名高い宮崎のシーガイヤですが 越後湯沢は町ごと息の根を止められました 町中にリゾートマンションが建ち並び スラム街を形成しています

こうなったのを人のせいにはできません 身から出た錆です そもそもの始まりが上越新幹線 旅情は全くなくなった 次がスキー客を当てにしたこと 山を禿山にし景観はぶちこわしです そして留めがリゾートマンションという名の廃墟群です

すべて外部資本が入り乱れてやったことです そしてそこには利権が渦巻いていました 一過性の景気浮上で浮かれていたのです
昔は鄙びた静かな温泉街でした ことに駅のプラットホームに湧き出ている温泉が ほんのりと温かい風情を醸し出していました

温泉街として寂れていたのなら まだ方策が考えられます もはや温泉街ですらありません 同じ新潟県内の赤倉温泉もスキー客を誘致したため 岡倉天心や小杉放菴らが親しんだ かつての避暑地の面影は失われ 中国資本に席巻されています
しかし越後湯沢には 中国資本も興味を示さないようです アパホテルも星野リゾートも手を出さないでしょう 経営努力で何とかなる状態ではないのですから

ひとり越後の片田舎の話ではない気がします 日本の行く末を見るように思えるのです 無思慮なその場限りの景気浮揚策の末路が見えるような 翻弄された地元は負債を抱えて呆然と立ち尽くすのみ

新リゾート法

またぞろ新たなリゾート法の話が出てきました なんと今度はギャンブルを中核にするのだそうです 外国にもカジノは幾つかあります とくに興隆を誇っているのがマカオとラスベガスです 日本では公営ギャンブルということで 役人と周辺の利権が目的です
ラスベガスは最初マフィアがカジノホテルを建てました 禁酒法後の有力な資金源でした そこへ州政府が厳しい法規制をかけることで現在の姿になっています マカオといえば アヘンの売買で巨万の富を得 経済面で植民地支配を担っていた かのジャーディン・マセソン創業の地です

私はギャンブルに詳しくないのですが カジノ経営にはノウハウ(取り立ての?)があって新規参入は難しいのだとか そうなればノウハウを持つ華僑やラスベガスの資本が日本に進出するのは目に見えています
トランプもかつてカジノを経営していたといいます(土地転がしで儲けた静岡の金持ちがトランプと大勝負したことがあります) マカオ資本を許しては長崎・出島のように役人と華僑の懐を潤すだけです

日本の場合は最初から役人が胴元として始めるわけですから いろいろな抜け道を作るでしょう とくに問題なのが 他の国のように限られた特定の遊里・悪所でなく パチンコのごとく日本中にカジノを作ろうとしていることです
こんなことをしていたら 越後湯沢にとどまらず国が滅びます 「国破れて山河あり」戦乱で国が滅びても自然はそのままだと杜甫は吟じました しかし経済侵略は国の形はそのままに 人心と風土が侵されるのです

コメントは受け付けていません

戦争放棄は外交放棄

国策の元に外交があり 外交の一手段(最終手段)として戦争があります 戦争を放棄するとは外交を放棄することであり 国の主権を放棄することにもなります 独立国ではない植民地・属国です 戦争放棄は侵略を招きこそすれ 平和を招く理由にはならない なぜなら

外交も戦争も必ず相手国があります 一人相撲ということはない つまり相互の闘いなのです 勝つか負けるか どのような条件で和解するかが問われます ロシアは樺太南部と千島列島が日本の領土と認める代わり 賠償金を支払わずポーツマス条約に調印しました
日露戦争に勝利したと言いながら 日本は結局すべてを失うことになります 戦争に勝ち外交に負けたのです 戦費を浪費しただけで何も得るところはなかった
賠償金を支払うことは自らの非を認めることになります ロシアは敗戦を認めなかったわけで その後ヤルタ密約により北方領土を手に入れました(ヤルタはクリミア半島にあります)

戦争において相手とは敵です また戦争は攻撃と防御で成り立ちます 戦争放棄は戦わずして敗北 敵の攻撃に対して防御しないことを意味するだけ 独立国の主権に対する攻撃ですから 1国だけ放棄すれば戦争を抑止できるわけでもない 平和憲法という言い方はまやかしです しかも国内にしか通じない空疎なおまじない

攻撃は侵略で防御は自衛と言い換えることもできます 憲法で侵略戦争を否定している国はたくさんあります しかし自衛戦争まで放棄している国はなく 国連憲章でも独立国の主権として交戦権は認められます
それらの国々は侵略戦争を否定しつつ 自衛戦争のために国軍があり 徴兵制でなくても兵役の義務はあります

戦力を持たず 国の主権である交戦権まで否定している憲法は 日本国憲法のみです 侵略戦争だけでなく自衛戦争も放棄しています
国際紛争解決の手段に戦争を否定していますから 日本が国連の軍事活動に参加するのは憲法違反です

戦えない自衛隊

イージス艦を装備しステルス機まで開発しようという自衛隊は 災害派遣を含む国内治安維持部隊の範疇を超えています 明白な戦力であり違憲の存在です
自衛隊を解散して属国の地位に甘んじるか 独立国にふさわしい憲法を手に入れるか どちらかの道しかないはずです 条文の解釈など彌縫策はいつまでも通用しない

いかに優れた有形戦闘力を有しても 交戦権を否定している憲法のもとで自衛隊は戦えません 私闘になります 個人の正当防衛で自らの身を守れというのは 自衛隊を民間の傭兵扱いしています
さらに統帥権に基づいて命令していないので 戦闘の結果に責任を持つ者はいません 指揮官の独断専行で 勝っても殺人罪に問われ 負けたら犬死にということです

中国の東シナ海での示威行動はますますエスカレートしています コーストガードのみならず 軍艦・戦闘機を投入するようになりました もはや海上保安庁で対処できる事態ではありません
かといって現行憲法のままでは交戦権がありませんから スクランブル発進しても自衛隊機は先制攻撃できません 領空侵犯した中国機の威嚇に対しフレアを放出して離脱するのみです

冷戦時代のソ連機・ソ連艦はここまでの威力偵察はしなかったと思います 軍規が保たれ抑制が働いていたのではないでしょうか(北方領海でサケ・マス資源の略奪はありましたが) いまや時局は一触即発です
(ステルス機能は先手必勝のためにあります ドッグファイトするのだったら必要ない イージス艦も同様です 大型漁船に体当たりされたら なす術はありません)

中国は漁船に偽装した何百艘の船と これを警護するという名目で十数隻の艦船を尖閣諸島の領海に繰り出してきました 竹島を韓国が侵略した時と似た状況です このままでは同じ轍を踏むことになります
多数の偽装漁船を伴うのは 地上戦の便衣隊と同様にゲリラ部隊といえます 人海戦術なので衝突事故にあっても救助しません(漁船?から救難信号は出されなかった) 今回は相手がたまたまギリシャ船籍の貨物船でしたが これが海上自衛隊の艦船であったら 民間人を虐殺したことになり思う壺ですね

尖閣諸島占拠は時間の問題でしょう トランプ大統領が出現し アメリカ軍が引き上げた時点で 次は沖縄占領となります クリントン夫妻も親中国でしたから どちらにしても焦眉の急であることに変わりありませんが

8月18日追記=さすがにトランプの無知な暴言に対しては バイデン副大統領から牽制の発言が出てきました 現状では日米同盟のみが抑止力です)
8月21日追記=日本の新聞は報道しませんが 朝鮮日報によるとアメリカは佐世保から強襲揚陸艦を尖閣諸島に派遣したそうです 日米同盟に揺るぎがないことを示したものです)
9月13日追記=アメリカ大統領選終盤のここに至って ヒラリー・クリントン氏の健康問題が浮上しました いよいよトランプ大統領が現実味を帯びてきた)
10月10日追記=大統領選の終盤を迎えて トランプおろしが過熱してきました 当然でしょう フィリピン大統領の言動は中国の影響かどうか分かりませんが アメリカ世界戦略に破綻をきたしかねねない事態です)

沖縄県知事だの東京都知事の勝手な行動は 立場をわきまえない極めて非常識な振る舞いです 鳩山・小沢などと共に中国の意をくんでのこととしか思えない
アメリカの州は連邦を構成する独立国に近いものですが 州知事が外交に口を挟むことなどありません 外交と戦争は表裏一体であり 連邦軍の統帥権を持たない知事に権限はないのです

コメントは受け付けていません