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タグ: Facebook

個人情報の扱い

Google Amazon Facebook インターネットの3巨人は いずれもビッグデータを駆使しています 最初からそれを狙ったのではないでしょう ビジネスを進めるにつれ データが蓄積され巨大化していったのです
この3社にとって 年齢・性別・職業といったデモグラフィックデータや個人情報は さほど重要ではありません フェイスブックもグーグルも モバイルの電話番号を認証等に使いますが その番号に営業電話をかけるためではない アマゾンも住所等は荷物を配達するために使うだけです

アマゾンのデータは購買記録です 誰が何時なにを買ったか その前の行動はどうだったかの記録です 住所(地域)も当然分かりますね 重要な記録は購買前の行動(ウィンドウショッピング)です これがレコメンドとして使われます
グーグルは検索とGmailの内容で 興味の対象を把握しています GoogleMapその他で位置情報や行動も見ています これによってアドワーズ広告の精度を高めるわけです(Google+はうまくいかなかった)
なかでフェイスブックが収集しているデータは もっとも敏感・繊細なものです どの投稿にlike!ボタンを押したかで その人の興味の対象・信条・趣味嗜好・性癖など 本人が意識しないプライベートな感情まで 読みとることができます

個々に取り上げれば いずれの情報も些細なものです しかしビッグデータになると 大きな力を持ちます 真実は細部に宿り すべての事象はフラクタルです 小さな蝶の羽ばたきが 大風を巻き起こすこともあるのです
アマゾンは 自社ビジネスを通じてデータを蓄積しています グーグル・フェイスブックも同じです ですから他社がいくら真似しようと思ってもできない いわゆるビヘイビアルデータに近いものですが 人間(経営層)が理解しやすいよう解析するのが目的ではありません 分析するとどうしても恣意的になります
フェイスブックのデータは取り扱い注意ですね しかも他社に売っていた 好きか嫌いかは理性じゃ制御できません 購買行動も結局は感情に左右されるのですが 選挙の投票も同じです 自分じゃ理性で投票しているつもりでも 感情にコントロールされています[01] … Continue reading 多数の意見が最善知なんてことはない 感情は数値化できないのです

日本の現状はどうなのか

日本の場合はワン切りで電話番号を集めて 手当たり次第に電話セールスするとか[02] … Continue reading せいぜい価格.comや食べログの評点あたりですから 比較的影響は少ないと思われます
これから危惧されるのはLINEでしょうか[03] … Continue reading 韓国に情報を握られてしまいます 中国資本の浸透も進んでいますが 今のところサイバー攻撃と連携はしていないようです
2018年11月28日追記=先に大阪が納税にLINEペイを使うとの報道がありました LINEペイは中国のテンセントと提携 さらにLINE Bankまで設立するそうです 提携先がみずほ銀行というのも胡散臭い)

この度の年金機構の情報漏れって つまるところ手書き・手入力が原因なんですね 数字だったらOCRでかなりの精度で読み取れます でもそもそも書き間違えていたら何の意味もない これじゃマイナンバーの個人情報を入手しても 使いものにならないかもしれない 一種のセキュリティ対策なのか?
2018年11月25日追記=桜田サイバーセキュリティ担当大臣がUSBを知らないとか 瑣末なことを取り上げて攻撃している野党議員もLINEを使っているのでしょうね 韓国や中国にインターネットを牛耳られている日本に サイバーセキュリティなんてありません)

2020年8月3日追記=LINEの行政への侵略は着々と進んでいます 全国の7割に当たる1200もの地方行政でLINEによる申請を採用 支払いはLINE Payだそうです その上マイナンバーカードによる本人確認にも対応 もはや完全に韓国資本に乗っ取られてしまいました)

註釈

註釈
01 日本の一部新聞の論調では 自分たちに都合のいい選挙結果は民意を反映した 都合の悪い結果が出るとポピュリズムだと言います 起きている現象はすべて同じです 人の行動はその時の状況で簡単に変わります 行動パターンを分類してもサンプリング調査してみても 予測できないことです
あたかもイワシの大群のように 無意識な右か左かの小さな選択が 危機に対しての全体の動きを決定します 小魚じゃない高度な知性を持つ人間はそうじゃない? スクランブル交差点の流れを見れば 自由な意志で行動しているようでも コントロールされているのがわかるでしょう
02 パソコンを使って次々と電話をかける(迷惑電話)は もっぱら詐欺まがい商法の連中でした 最近は東京電力を名乗る怪しい電話もあるようです しかも録音音声です 少しでも人件費をかけたくないからでしょうか
電力会社といえば役人・政治と絡んだ利権が本質です(白洲次郎が東北電力社長になったのは典型でしょう) 原子力発電は国策のはずだったのに 事故が起きた途端にすべてが東京電力の責任になってしまいました
03 LINEは今や企業や地方行政にまで触手を伸ばしています 個人情報だけでなく企業・行政の情報が韓国に筒抜けになるのです 憂慮すべき事態です 行政・政治・経済界に着実に勢力を伸ばしている 何の対策も打たなければ手遅れになります
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エージェンシー

エージェンシーと一言にいっても種々あります 代理業・ブローカーのことを指すことが多い 金融関係のブローカーには怪しいのもあります
旅行代理業は 旅館・ホテルの部屋を再販売します 部屋の稼働率を保証しますので 団体客目当ての旅館にとっては 集客のコストがかからずありがたい存在です 広告代理業は メディアの広告枠(時間やスペース)を再販売します 力のある広告代理店なら 2クールの広告枠を買い取ってしまうこともあります

日本の巨大広告代理店というと電通ですね(いまや世界一か) 寡占化が進めば広告代理店による影響力が強まります メディアに対してもクライアントに対してもです
新聞はまだ購読料がありますが TVの収入は広告料金のみです 新聞に比べれば編集の独立が確立されているとはいえません スポンサーや代理店の発言力は大きくなりがちです(かつてのサスペンスドラマでは 自動車会社がスポンサーにつくと交通事故は起こせず ハム会社ならば血を見せてはいけない などと言われたことがありました)

インターネットの時代になって情報の自由が促進されるとともに 情報発信を独占していた新聞・TVの権威が次第に失墜してきました
いままで礎を築いていたマスメディアと違い いかに電通でもGoogleやFacebookに影響力を及ぼすことはできません

旅行代理業の粗悪な格安日帰り旅行 中国資本流入などで ホテル・旅館が疲弊しています バス旅行ツアー事故などによる被害も出ています
日本のインターネット広告も 元ダイヤルQ2業者などが入り乱れ レップと称する怪しげなブローカーが跋扈し 不当な価格が横行しています

そして インターネット広告関連の仕事は 非効率で採算のとれない部門になってしまいました 自ずと過重労働を強いられたのでしょう
気の毒なことですが これは決して電通の体質ではないと思います だいたい従来スタイルの代理業が成立する土壌ではないし 無理があります

電通鬼十則

鬼十則の吉田社長は 夜どんなに遅くなっても朝6時には出社していました 他の理事(役員)もそれに倣って7時までに顔をそろえるといった具合です
出世すればするほど忙しく長時間労働だったのです 仕事は自ら作るものですから 時間管理も自分の責任 勤務時間に縛られることがない社風です
Googleの社員だって 会社に泊まり込んでいる人たくさんいるそうですから

以前の電通は東大・京大卒ばかり採用していました 別に仕事の能力を期待したわけでなく 学閥つながりが目的です 吉田秀雄自身が東大出身で 官公庁の仕事を独占しました
同じ理由で 政治家や大企業役員の子弟も 人脈目当てで縁故採用しました 人脈を利用して仕事をとる 営業の場は料亭ですね 本社を築地に置いたのも関係なくはない?
自殺した方が東大卒だったのは象徴的です 本社が汐留に移り 料亭政治・官官接待といった仕事の流れ方がなくなってきた

電通自体の変容は 連絡局が営業と改称し普通の会社になった 組織改編あたりから始まっていたかもしれない
仕事は自ら創るもの与えられるものではない もし新入社員に過重な仕事を割り振っていたのなら それは鬼十則に反します 吉田秀雄は部下を馬車馬のように働かせろなどと言ってない

そもそも電通鬼十則を素直に読めば 当たり前のことしか書いてないし 心構えを説いているだけです むろん強制力があるわけでもない
私流に解釈すれば 仕事を能動的にやれということでしょう 仕事に追い込まれるのでなく仕事を追い込めと言ってるのだと思いますが

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姑息な手段

Facebookの分かりにくさは もしかしたら滞在時間を長くさせるためではないか 「like!ボタン」を熟考してクリックすることは まずないはずだから
ユーザーではないビジターの滞在時間はそんなに長くないと思う

越谷レイクタウンなど 巨大ショッピングモールの分かりにくさも同じ目的を持っているのだろうか 迷わせることで 少しでも販売機会を多くしたい?
もっともテナントの入れ替わりが激しすぎて カテゴライズすることは不可能だ 仕方ない面もあるかもしれない(とにかく案内板がない)

かつてのデパートは 最上階にしかトイレを設置してなかった コンビニのトイレと正反対のやり方である 催事場も最上階においていた お高く止まっている?
だが もはや客は上まであがってこない 苦肉の策がデパ地下というやつか プロモーター(イベント屋)が跳梁する 姑息な手段であることに変わりはない

昨今見かけるご当地ユルキャラとやらも 姑息な手段のひとつかもしれない これは 地方自治体等が箱モノ行政の批判をかわすために 予算をソフト面(?)に振り向けたに過ぎないことだろうが

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