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カテゴリー: 情報戦・心理戦一般

TV番組

NHKの番組で 北海道の牧場に行ってそこでステーキを食べて見せ 「いやぁー さすがに美味いですね」なんて言ってるのがありました ついさっきまで目の前の牧場で草を食んでいた新鮮な牛肉?
こういった安易な演出はもうやめてもらいたい しかもスチレントレーのパックに入ってたし 牧場で精肉までやってるのか

肉食動物が獲物を狩ったとき まず最初に内蔵を食べます 内蔵(ホルモン)は新鮮でなくてはいけないからです 他の部位は一度に食べきれないので 子供のところに運んでいき皆で食べます だから枝肉とホルモンは流通経路が違います
牛肉は内蔵等を取り去った枝肉の状態で熟成します 近頃流行りの熟成肉と称するものは ブロック肉ですから意味をなさない行為です[01] … Continue reading よくA5ランクとかいってますが これは枝肉を取引する際の評価です だからブロック肉になった段階では関係ない(やはりTV番組でA5ランクのホルモンっていってたことあります)

それと食べ物番組で 畑の野菜を生で囓って見せたりします お約束のように「甘ぁい」とかいってます これは正直な感想でしょう 野菜の青臭さ えぐみ アクなどがなくなっていますから
これらは野菜の持ち味であって 調理することでうま味に変わります ファストフードなどの興隆によって 調理する手間を省ける生野菜が常食され クセが取り除かれるようになったのです

あとよくあるのが 船上や浜辺で魚を刺身で食ってみせる場面 獣肉ほどではないにしろ 硬骨魚もやはり熟成が必要です 獲り立てがうまい訳じゃない
牛肉が枝肉の状態で熟成されるように 魚は節取り・サク取りして熟成します 甲殻類・貝類・小魚等は足がはやいので こちらは鮮度の方が重要になります 冷凍や浜茹ですね
シラスは釜揚げか卵とじが良い 生をそのまま食うもんじゃない アヒージョ風もいいかもしれないが ただシラス入りパンは恐ろしく不味かった(個人の感想です)

料理に限らず日本のTV番組は 通販広告をまねたような煽りばかりです でなけりゃ YouTubeの画像を流してみたり 吉本の連中を並べて楽屋落ちでお茶を濁す あと韓国ドラマもいぜん健在 タイアップ・ペイドパブも盛んです
日本発で世界に通用するコンテンツなんてゼロです リオデジャネイロ・オリンピック閉会式で安倍首相の無様な扮装 恥ずかしい限り惨めです なにを伝えたいか意味不明で 取り留めなく続く退屈な演出が すべてを語っている もともと伝えたいものがないから無理か

私が好きだったTV番組は「演歌の花道」のセット 寂れた場末の雰囲気をよく表していた ディティールを大事にしていたと思う 大道具 小道具 照明さんもいい仕事しています

註釈

註釈
01 外国映画で大きなレストランの厨房が出てくるとき 奥に必ず枝肉熟成用の冷蔵倉庫があります 追われる主人公がよく逃げ込むところです 昔の街の肉屋さんも奥に造り付けの冷蔵庫があって 天上のレールにぶら下げた枝肉からブロック肉を切り取っていました 脂身のところに青紫のインクでランクの印が押してあった 自分の店で肉を掃除するから脂身がたくさん出る その脂身から作った自家製のラードで揚げるコロッケは うまいものでした 注文を聞いてから小母さんが揚げていたなぁ 家庭では作れない味です
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インフォメーションとインテリジェンス

検索して得られるのは判断のための素材 インフォメーションです これを解析した意味ある情報がインテリジェンスです 同じ素材から別の結論がでるのは 珍しくありません
つまりインターネット上に答はない あるのは種々雑多な断片(多くはガセネタ)だけです といって整理された情報には何らかの意図が入り込みます

権威の裏付けがない生の情報に真実が隠されていることは多い 嘘は拡散されるため一定のパターンがあります 多くの人々が整合性のある様々な嘘をつくことはできないのです
誰かによって整理された情報はすべて意図を持ちます 意図がなければキュレーション自体が成り立たない 取捨選択がキュレーションであり情報操作です

ところで 情報操作は主に既存の旧メディアが対象となります これがすなわちプロパガンダ 権威を拠り所とした誤情報・偽情報(フェイクニュース)の拡散です
パブリッシャーはあえて嘘を書かなくても 都合の悪い情報を隠蔽し 意に添った情報のみを取り上げればよい 俗に言う偏向報道ですね
むのたけじ氏が朝日新聞を辞めたとき 戦時中の新聞社で露骨な検閲も言論弾圧もなかった 報道機関の自主規制があっただけだ との言葉を残しています
東條英機と大喧嘩し割腹した 気骨のジャーナリストであり政治家の中野正剛も 東京朝日に寄稿していました 当時の記事は縮刷版では何故か抹消され 他の記事に差し替えられているそうです

旧メディアが世論を作り出す インターネット上の人々の意見は輿論です どちらにしても受け取る方は 自らの見識で判断しなければならないことです
学生が主導し一般市民が呼応したとの触れ込みだった国会前デモは 動員をかけられた自治労などが 有給休暇をとってやっていたことです(員数ノルマを達成するため家族まで巻き込みます 主催者側発表〇〇万人というメーデー集会の亜種です 子供連れがお決まりですね どこかの宗教に似ている)

最近の選挙結果を見ると かつての影響力が陰ってきたように思えます もはやマスコミが世論操作することはできなくなったのではないか とくに18歳の選挙民が流されなかったのは たぶん新聞を見ないので余計な雑音が入らなかったためです
アジテーションを声高に叫んでも サイレントマジョリティは健全な判断を下しています とくに都知事選や新潟知事選の選挙などでは もはや政党の存在意義がなくなったと感じます それに対しては ポピュリズム(衆愚政治)だとか悪態をついていますが

東京都知事戦後の ハフィントン・ポストによる鳥越俊太郎氏インタビューを見ると きわめて真っ当な受け答えをしています 一部報道で言われたような 惚けてるとか耄碌しているという印象は全くありません
言い古されたオールドスタイルのリベラル派をなぞっているだけですが 進歩的文化人きどりは昔から変わりません 氏の言動は以前から意味不明・支離滅裂・的外れ・曲論ばかりでした(毎日新聞時代のことは知らないのでTVでの発言だけです)
病気による身体の衰えは別として 頭の中身は決して年齢のせいではないと思います

インターネット上にもインフォメーションだけでなく 特定の意図を持つキュレーションサイトは数多くあります 大小のディレクトリー型検索サイトが乱立していた時期がありました
韓国資本のNAVERも かつて検索サイトを運営していたことがあります 自前(?)検索エンジンの精度が使い物にならず撤退しました
その後しばらくして 代わりに人海戦術で「NAVERまとめ」なるものを展開するようになりました このNAVERまとめとYahoo!ショッピングとLINE(NAVERの子会社)が手を組んでいます

検索結果と見せかけてNAVERまとめを表示し Yahoo!ショッピングに誘導するのです モバイルでは LINEのモールアプリで商売します 疑似的な口コミの拡散を狙うわけです LINEは地方行政にまで触手を伸ばしているようです
いずれも意図的に操作した情報によって 金を生み出す仕組みです Yahoo!ジャパンは スタート時からディレクトリー型のポータルサイトであり 有料掲載でした ビジネススタイルとしては変わっていません

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NHKも詐欺まがい商法か

日本の家電とくにTVが駄目になったのは 例の地上波デジタル放送が原因です 今までのTV受像機を使えなくし 買い替え需要を喚起する そして著作権を言い訳にB-CASカードなるものを すべてのチューナーに付けました
このカードは有料契約のスクランブル解除機器の代わりです しかし日本では無料放送もカードなしに視聴できなくなりました NHKと役人が結託した押し売り商法です
B-CASカードはおまけで付いてるわけじゃない 有料で製造原価に含まれます これも利権ですね

B-CASカードはICカードです カードを改造すれば有料放送を見られるという状況を作り出してしまいました セキュリティに関して決定的な間違いを犯してしまったのです(アンカテさんの記事(b-casカード不正改造問題の本質はカードの交換を不可能にしたこと)が参考になります

アップル・グーグル・アマゾンが インターネットとTV放送を区別しない機器を開発しています シャープを買った台湾の鴻海も中国のアリババと組んでインターネットTVを売り出すそうです 日本のTV放送だけが既得権益にとらわれて世界の潮流に目を背けているのです
TV離れが進むなか NHKと役人(総務省)がインターネットにも課金する画策を進めています 誰もTVを見なくなったのは至極単純な理由で つまらん番組ばかりだからです 自由な場であるインターネットに強制課金するとは 日本も言論統制国家を目指しているのか 

デジタルTVの駆け込み需要が一巡し 国内のTV受像機の売れ行きは再び低迷しています 次は4Kだの8Kだのとまた訳のわからぬことを言い始めました[01] … Continue reading あれほど大騒ぎしていた3D・TVって結局どうなったの
ところで 以前より違法行為が取り沙汰されていたNHKの嘱託集金人がいなくなりました 視聴料のほとんどが銀行振込やクレジット払いになったからです 代わりに新聞の拡販や生命保険の勧誘を真似したのか 外部委託で契約の確認を口実に訪問販売しています

これがまさに詐欺まがい商法で 新聞の拡張団より悪質です 面会の強要をするだけでなく TVの種類を聞く(職務質問?) リモコンを見せろ(所持品検査?) 受信できるか確認する(家宅捜索?) などと言い出し 断っても退去しません
これらはすべて犯罪行為です 意思に反して面会する必要はないし 質問に答える義務も 持ち物を提示することもありません まして令状もなく立ち入るなど 司法警察員でも許されることではありません 退去しなかったら警察に通報しましょう 住居内に立ち入らなくても不退去罪は成立します

2017年2月17日追記=時事通信によると 佐世保で受信設備がない世帯から衛星放送受信料を徴収していた事例があったそうです 詳細はわかりませんが言葉巧みに騙したのでしょう そうすると業務委託している会社というのは 訪問販売詐欺の連中なのでしょうか)

言論弾圧、お上意識丸出し?

放送法によると 受信設備がある世帯はNHKと契約を結ぶ義務があるとされています 受信設備がなければ契約する必要はありません また契約後でも受信設備が故障した時には解約することができます しかし故障した廃棄したといっても NHKは簡単に解約させてはくれません 
理由を説明しろ 証拠を見せろ 挙げ句の果ては本当かどうか職員が確認に行くと脅します では受信設備の有無 受信できるかどうかの判断は誰がするのでしょう もちろん受信設備の所有者です NHKではありませんし 受信できる状態か確認する権限など持っていません
だいたい許可した覚えがないのに NHKが勝手に変なシールを貼るのもおかしい 詐欺商法の訪問販売員が目印に記号を書いたりシールを貼るのと同じことです

放送法ではHHKとの契約は 個別の機器ではなく1世帯ごとの契約です それならなぜチューナーごとにB-CASカードを付けたのでしょう 持ち運びが前提のいわゆるワンセグ携帯にまで受信料を強要するそうです
機器を買い換えるたびに契約を更新する必要があるのか そのたびに個人情報をHNKに報告する義務があるのか 錯誤による契約を狙ってのことではないだろうか(NHKへ個人情報を渡した時点で契約が成立するなどと言い出しています)
アナログからデジタルだ 次は3Dだ4Kだ8Kだのは 役人とNHKが勝手にやっていることです 国民は誰もそんなものを望んじゃいない(多分) 方式が変わるたびに受信料の値上げをするのが目的でしょう 役人が噛んでいるから法律は自由に変更できます

12月28日追記=やはりこう来たか! 放送法を変えて視聴料を申告制にするそうです(B-CASカードを個人情報に紐付けようと図ったのですが すべてのチューナーに付けたため世帯ごとの名寄せができなかったのです) 無申告のものからは当人の同意がなくとも強制的に視聴料を徴収するのだとか
むろんTVを見られようが見られまいがお構い無くです 虚偽の申告をしたものには罰則? 質が悪いですね経済警察のつもりか 新聞でも有料放送でも全て自由契約です それが言論の自由の根幹です
申告しなかった人からどうやって徴収するのか おそらくマイナンバーを銀行口座とリンクさせるつもりでしょう 総務省(=自治省=内務省)は将来的に銀行口座番号とクレジットカード番号を強制的にマイナンバーに紐付けるつもりかと思います)

既得権益によって国民に不便と損害を強いた官・半官の組織がありました その事実が明らかになり改革のメスが入れられました 最初が国鉄分割民営化 次が郵政民営化です 電電公社もありました
どれだけ実効があったかの議論はまだ続いていますが とにかくあらゆる困難を乗り越えて大鉈が振るわれました 妨害したのは利権に群がる役人・議員・関連業者そして労働組合です 国労・全逓・全電通ですね

残るはNHK解体でしょうか 上田哲が君臨していた日放労は社会党の凋落に従って かつての勢いは失いましたが 他にも抵抗勢力はあるでしょう 利権にぶら下がっている者がどれだけいるのか 想像もできません[02] … Continue reading
そういえば 通信の自由化で電電公社がNTTになったあと マイライン制度という不可思議なことが行われました 他の通信事業者と自由契約した顧客を強制的にNTTとの契約に戻すというものです B-CASカードとよく似た手口の利権がらみの怪しい施策でした

2019年10月9日追記=埼玉県で行われる参議院埼玉県選出議員補欠選挙に NHKから国民を守る党の立花氏が立候補することになりました 今回の参院選で立花氏が当選したのはまさに民意です 泡沫候補と侮られていましたが 国民はしっかりと真実を見据えていたのです
氏の言っていることは スクランブルをかければいいという至極まっとうな 当たり前のことです いまのNHKのあり方がおかしいと誰もが思っていたから投票したのです
役人と政治家そして労働組合がつるんだ利権村を解体しましょう 国鉄・電電公社・郵政 次はNHKです 既得権益をこのままにしていたら 世界の潮流に取り残され日本は滅びます)

2022年9月27日追記= NHK受信料で又候きな臭い動きが始まりました プロバイダー料金に受信料を上乗せすることを画策しているようです 既得権益維持のためには何でもありです
今までは受信設備があれば 視聴に関わらず料金を取るというものでした ホテルなどに備え付けられた 各室のTVセットにも課金していました 今後はインターネットに接続できればテレビ受信料を取る という形に持っていくつもりでしょう
日本国内の光回線はNTTがほぼ独占しています そしてipv6は日本独自仕様で世界で唯一閉じています 電波も通信も総務省(旧内務省)管轄ですから プロバイダー料金に上乗せするのは 強権を持って簡単にできます 0990や携帯ゲームの課金のように徴収するのです もはや拒否することはできません)

註釈

註釈
01 2018年1月19日追記=4kとか8kの受像機には B-CASカードの代わりにACASなるチップをチューナーに内蔵するのだそうです カードの暗号が解読されたからです すべての受像機に盗聴装置を仕掛けるのと変わらぬ暴挙です しかも費用はメーカー(=視聴者)負担です 総務省は監視社会・密告社会を目指しています
02 放送と通信に関連する利権はすべて総務省が牛耳っています 総務省の前身は内務省です 内務省は策士・大久保利通が創設し自ら長官になりました あらゆる権限を我が手に握るためです 西南戦争に備えたのでしょうか
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