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タグ: フェイスブック

原稿〆切・推敲、編集作業

池波正太郎氏が言ってました たとえ一日でも締め切り前に原稿を手元に置いて見直す そうすると必ず手直しする箇所があると
いったん自分の手を離れた文章は もはや自分の所有ではなく 世の中といいますか読者のものになります

それだけに 印刷原稿は印刷所へ渡す前 慎重に十分に推敲・校正を重ねる必要があります 印刷したあとやり直しはできませんので
その点ホームページはいいですね 公開した後からでも細かい訂正は可能です もちろんコンセプトは後から変えることはできないので 最初に確定しておく必要があります

ホームページは情勢に応じて進化し続けます 作ってしまえばそれまで ということがありません 常にベータ版なのです 永遠に完成しない流動的なメディアです
だからアップした後でも常に見直しを行います これはメンテナンスの一環です

後から訂正が可能とはいえ 適当に作っていい訳じゃない ホームページでも推敲・校正といった編集は欠かせない作業です
近年コンテンツ・イズ・キングなんていいますが 内容の前に誤字・脱字があっては台無しです どんな立派なことを書いてあってもあまり信頼できない

文章の推敲と文字校正をどのようにするか 間違いを起こしやすいのが 紙にプリントして検討することです
A4縦の用紙にホームページを印刷すると内容を一覧できます でも実際にアップしたものをディスプレーで見れば全体の3分の1しか表示されないのです

文字の視認性も紙にプリントしたものとディスプレーではずいぶん違います 紙は読みやすく理解もしやすい(反射光とか透過光とかいろいろ理由があります)
ディスプレーは上下にスクロールしなくてはならないので 長い文章が読みにくく 前後関係がなかなか頭に入りません
テキストエディターで書いたものやプリントした文章を理解できても ホームページにレイアウトすると分かりにくいことがあり 後で部分的に書き直したりもします

紙メディアの場合は 原稿用紙も紙 校正刷りも紙 本も紙 最初から最後まで紙で統一されています ほとんどこのような問題は起きないので あまり考慮されないことです 普通は校了になったらそこで編集は終わりです
誤字・脱字に関しては 紙の方が校正しやすいかもしれません ただこれも慣れの問題のような気がします

ブログは時系列で書いていきますから 内容は常に最新になります ホームページは作りっ放し多いですね けっこう大企業でも内容が古くなっていたり 誤字・脱字があったりします
ホームページに校了はありません いったんアップしても編集作業は続くのです あとフェイスブックページは訂正がきかないので 紙メディアと同じ感覚で事前の推敲・校正が欠かせません
まぁメディアによって 編集作業の心得が違ってくるということでしょうか

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広告費の半分は無駄

「広告費の半分が無駄なのは知っている だが どっちの半分なのかが分からないのだ…」という ワナメーカーさんの言葉があります 現場の印象では70%〜90%が無駄じゃないかという感じです[01] … Continue reading
とにかくマス媒体は効率が悪い(無駄な金がかかりすぎる) でも狙いが的確にあたると 飛躍的にレスポンスが上がることもあります

webでは狙いを定めやすいですね ただしGoogle様やAmazon様のまねをして ビッグデータみたいなことを言い出すと 昔の広告の非効率に戻りそうな気がします (Amazonのビッグデータ活用はすごいですよ)
ビッグデータは納得しやすい数値化が目的ではありません 人間の思考回路とは異なる別な方法論です

そういうことを言い出す人は 結局デモグラフィックデータとか 定量調査とかと同じ発想しかできてないんじゃないかなと思います
Amazonがやっていることと従前のリサーチの大きな違いは 抽出したり因果関係を絡めず そこにあるデータ(Amazonなら購買履歴等)のみに基づくということです 年齢・性別・職業・趣味などはまったく関係なく 人間が数字で解釈できるものでもない

狙いを定めるって 相手の嗜好に合わせることじゃなくて共感を得ることですから 何というか お客様と作る側売る側が 感動を共有する経験です これは社員全員が共有しなければなりません
大事なことです 理念の統一・徹底が条件(Amazonの幹部は「ジェフボット」と呼ばれるほど 創業者の理念を体現しているそうです)

お客様を5段階に分類するというのを見かけました それほど独自性はないと思いますので そのまま引用しますと

1.潜在客 2.見込客 3.利用客 4.顧客 5.得意客

となります

これを広告の古典AIDMAと対応させてみると けっこう共通しそうです

1.Attention(注意)2.Interest(関心)3.Desire(欲求)4.Memory(記憶)5.Action(行動)

⒈潜在客に注意を喚起して ⒉関心を持たせれば見込客になる ⒊さらに欲求をかき立てることで購買につながり ⒋使って満足すればリピーター(顧みる客)になります ⒌ファン(意を得る客)になれば 次は伝道者として行動します

広告費はどの段階にかかるかというと もちろん⒈と⒉です 不特定多数ですから当然効率は悪くなります(AIDMAの本来の趣旨は 購買に至るそれぞれのステージに広告が関わるといったことですが ⒋⒌は広告とあまり関係ないでしょう)
また商売をするにあたって お客様の重要度から見ると ⒌⒋⒊⒉⒈の順になります いわゆるパレートの法則ですね 2割の得意客が8割の売り上げを持ってくるというやつ

これでいけば 広告費の半分が有効に使われているなら上出来です やっぱり普通は7〜9割が無駄な気がする
webを広告媒体と考えて昔と同じやり方をやっていたら 同じような無駄遣いとなるでしょう webには 潜在客に広くアプローチする力も 見込客を掘り起こす力もありません

webにできてマス広告では難しいこと それはお客様(⒋顧客と⒌得意客)にも参加してもらうことです お客様だけでなく社員全員も参加します 広告が関与できない部分をwebが担うのです
これがwebマーケティングの本質である インタラクティブ(双方向性)です 当所がフェイスブックページも組み込んでいるのは お客様参加型のマーケティングを進めるためです

コーポレート・スローガンっぽく言葉にすれば「お客様と感動を分かち合う」ですか アメリカなんかでは「ワクワクする経験」とか言いますね でもこういう言い方 日本ではあまり受け容れられません

ただ規模の大きい企業では無理です 中小企業に適した施策です 金もあまりかからないですから それと数字でしか理解できない経営者にも勧められません 数値化してしまうと人間(お客様)の行動は分かりません
エモーショナルな部分で動く事が多いですし だいたい数字は嘘をつきます 嘘という言い方が悪ければ 結論に合わせて都合のいい数字を持ってくることが多い

註釈

註釈
01 たしかTVCMの総到達率が60〜70%でした そこまで認知されればCMは成功なのです この数字は経験則に過ぎず しかも莫大な料金は計算に入れてません 本当にどの半分が無駄なのかはわからないのです
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webの役割は、やはりPRだった

数々の広告を制作してきました 中には期待したほどの効果が現れない事例もあります
考えてみると 成果が上がらなかった企業に共通した特徴がありました 社内コミュニケーション(コンセンサス)が不足しているのです いかにクォリティの高い広告を制作しても 社内で意識の統一が図られていません
担当者や社長が了解しているのみで 営業や現場でコンセプトが共有されず 広告だけ空回りしているという感じです

有形無形の社内資産を活用できていない会社が、けっこう見受けられます 社内(社員)の意思統一 目的意識の共有ができていないのです
原因はコミュニケーション不足 コミュニケーションは双方向でなければなりません これは もっとも大切なこと
一方通行の会議や訓示で コミュニケーションを図ることはできません 社員全員それぞれに参加できるメディアが必要です

社内意識の持ち方を統一するためには 明確でわかりやすい《スローガン》《シンボルマーク》などが有効です(額に入れた社是・社訓ではありません)
これらは常に 目につくところに表示され 日常意識される必要があります
さてどうしますか ポスターを作って壁に貼りますか 毎朝唱和しますか(まさか拝まないでしょうね)

■社内コンセンサス+ユーザーとのコミュミケーション

当所では予てからwebを仲立ちとした 社内コミュニケーション ユーザーとのリレーションを提唱しています これは厳密にいうと 広告ではなく宣伝・PRにあたります webはこれらの課題を解決するのに うってつけのツールなのです

じつは初期の頃 ホームページにこのような副次効果がある事に 私自身気がついていませんでした 社員が積極的にwebに関わっていると 当所のクライアントから教えていただいたことが発端です
クライアントがホームページを 私が予想していた以上に活用する中で 明らかになった事実です

押し付けでない顧客フォローが功を奏し 企業へのファンを育成した例があります インターネットを活用したコミュニケーションによるものです ブログを使いました
近年は このコミュニケーション・ツールとして もっとも有効なのが〈フェイスブックページ〉と認識しています 新たな案件には 必ずフェイスブックページを作ることを推奨しています

社内の意思統一(コンセンサス)育成のために オフィシャル・ホームページを有効に使う さらにユーザー(既存客+見込み客)とのコミュニケーション醸成には Facebookとの連動が必要となります
Facebookの大きな特徴は 既知の人との情報共有です つまりすでに企業を認知し 好感を持っているユーザーが対象となります フレンドリーな情報発信が緊要課題です これができれば客の方から継続的に接触してもらえます

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