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カテゴリー: 日本の伝統・本流

則天去私

智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ 兎角に人の世は住みにくい

我執を捨て無私になるとき「おのずからなるもの」が現れる
おのずからなるもの すなわち自然である 「則天去私」あるがままが見えてくる

我執とは知であり 情であり 意である 知とは欲である 情も意も欲である
欲は無限に肥大し 宇宙をも覆い尽くす ついに支配しようとする

そのとき身は調和を失い 自己破壊に向かう 我だけでは 人の世に住むわけにいかなくなるだろう

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元気

元気を出そう 楽しく生きよう 溌溂として生きよう
じめじめしていないで 活き活きした生活を営もう
望みを失うまい 力を落とすまい いつも愉快でいよう
活気が充ち満ちていれば いつも明るく楽しい
花が咲いて楽しくないなら 元気がないのだ
雪が降って嬉しくないなら 活気が足りないのだ
失敗して起き上がらないのは 勇気がないからだ
風の吹くのが気にかかったり 雨の降るのを厭ったり 曇った空が恨めしかったり 晴れた日が面白くないのは みんな元気が欠けているのだ
希望を失うまい 元気を落とすまい いつもニコニコしていよう

(野口晴哉語録より抜粋)

病は気からと申します 健康も元気からです 酒の古語は「き」だったそうです 「さ」は神威を表す接頭語 御神酒を神前に供えお下がりを戴くのは 神から元気を頂くこと

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